城南コベッツ塚田駅前教室

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塚田駅前教室のメッセージ

【小学生・中学生・高校生の教科書が変わっていった】今までの教育改革とこれからの教育改革【城南コベッツ塚田駅前教室】

2022.04.18

旭中学・行田中学・海神中学の皆様

こんにちは、塚田駅前教室です。

暑くなったと思ったら寒くなって、雨が降ったりと安定しない天気が続いております。
こういうとき、服装に困ってしまいますね。
昼間はまあまあ暖かいけれど、日が落ちると寒くなると上着か、中に着るものも考えなくてはなりません。

さて、ここ数年で子どもたちの教科書はガラッと変わっていきました。

2020に小学校の教科書改訂
2021に中学校の教科書改訂
2022に高等学校の教科書改訂

これらの改訂の背景には、国内外の学力調査から、日本の子どもたちは思考力・判断力・表現力などに課題がみられるとして、教育課程の見直しがされることになったことが上げられます。
また、そのほかに少子高齢化がこのまま進んでいくことで、日本の経済、国際競争にも影響が出てくることが危惧されています。

少子高齢化によって人口が減少すること、つまりそれは人材の不足に繋がるということ。
これが経済・国際競争力へ影響ということですね。


平成元年から平成30年の30年間の間に、日本は世界から大きく後れをとるようになりました。
それまでは日本企業の名前が連なっていたランキングも、今ではアメリカや中国企業の名前が並んでいます。


そして、AIやコンピュータでの作業が主流になる今の時代、これからよりその色は強くなります。
事務や受付などが将来的になくなるとも言われているほどに、これからの時代は機械、AI, コンピュータが必要不可欠です。

19世紀に産業革命が起き、蒸気機関、紡績機が活躍しました(第1次産業革命)
その後、電力、石油、モーターが作られ(第2次産業革命)ていき、コンピュータ、インターネットの普及(第3次産業革命)
今ではAI, ブロックチェーン技術(主に仮想通貨の取引記録をネット上での管理に使用されています。ハッキングのされにくさや、システムダウンが起きない、改ざんが困難などの正しい取引を行えるメリットを持っています)(第4次産業革命)

第4次産業革命を担ういわゆるIT人材。
2030年には最大で79万人の不足、中央値としても45万人のギャップがあるとされています。
 →IT人材需給に関する調査(概要)【経済産業省】


IT人材の確保のために

文系の学生も理数科目を学ぶ必要がある。
全ての学生が先端技術の基礎的素養を身につける必要がある。
③入試改革やカリキュラム改善に取り組んだ大学に「私学助成金」などの支援

などの検討がされています。

現在、2025年までに大学生、高等専門学校生にAIの初級レベルの知識・能力を身につけさせていくことを目標に動いており、
すでに行われていること、これから実施される予定の内容は以下のとおりです。


①小学校では、プログラミング教育の必修化
②中学では、2021年新学習指導要領で「技術・家庭」でプログラミング内容の充実化
③高校では、2022年4月からの新学習指導要領で「情報Ⅰ」の必修化
④大学入試において2025年には「情報」の導入

そして、デジタル教科書の導入拡大です。


更に、25万人あたりを自身の専門分野の課題をAIで応用・解決できる人材に育てあげたいという方針も出されています。


この第4次産業革命において欠かすことのできないのが「数学」。
数学の需要が急速に高まっていると言われています。
文部科学省、経済産業省がどちらも考えている部分です。


数学は、

ライフサイエンス、ナノテクノロジー、物理学、化学、金融工学、経済学、社会学などの
あわゆる分野で基盤となる教科です。
また、数学というのは科学の普遍的な共通言語としての性格があるとされています。
国、言語や文化、世代の違いがあっても数学はその相違を超えて新しい活用、改革、つまりイノベーションをもたらすことができる存在とも言えます。

そのため、私立大学の一部は文系でも数学が必須になるところも出てきています。

この数学の需要は「数理資本主義」なんて言われる時代が来ていると言われています。
AIの活用、AIの新たな開発、専門領域のプログラマーの能力を高めるために必要な知識、様々なデジタル技術への知識。


そして2025年の大学入試共通テストでは、
数学は「数学Ⅰ・A」「数学Ⅰ」「数学Ⅱ、数学B、数学C」の3科目体制へ変更となります。
かつて、「数学C」がなくなり「数学の活用」となっていたものが戻ってきました。

数学の出題範囲について、2025年の共通テストは複数の項目を選択解答していくことになってます。
数B、数Cそれぞれ2項目、合計4項目の中から3項目を選択して解答していくため、数B・数Cの両方から1~2項目選ぶことになります。

更に「情報Ⅰ」も加わり、それに向けて2022年度の新高校1年生から「情報」が教科として格上げとなりました。

これまで国語、数学、英語、理科系科目、社会科系科目の5教科から6教科になります。
この「情報」の教科への格上げも、上記のIT人材の確保の準備と言えます。


数学と情報という、ITに関わる教科が重要視されていることが
この変更内容でもお分かりいただけるかと思います。


数学が苦手でも、どこかでやらなければならない。そんな時代になりつつあります。


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