城南コベッツ塚田駅前教室

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塚田駅前教室のメッセージ

2022年の共通テストの難しさは?

2022.01.17


15日、16日と2日間にわたって大学入試共通テストが実施されました。
受験生の皆さん、ひとまずお疲れさまでした。
一般受験もこのあと控えていますので、気を抜かず学習を続けていきましょう。

塚田駅前教室に通う受験生(文系)からは、英語のリスニングは難しかった感想を受けています。
昨年の共通テストからリスニングの出題傾向の変化がありました。

・英語は予想以上に大量で全部読み切れなかった
・リスニングが難しくなって、最後の4人の会話問題は、誰が話しているのかもわからなかった。

このような受験生の感想が話題にもなりました。
リスニングは、発音・アクセントなどの単独問題がなくなり、全体で6ページも増えていました。また、音声の放送が2回ずつ流されていたものが、1回のみという聞き逃しなどがあると結構厳しい出題方法になりました。

今回も、リスニングは前回と変わらない出題数、出題傾向だったようです。改善された点として、リスニングが聞き取りやすくなっていた部分があげられます。


読む量が圧倒的に増えていったのも、必要な情報をいかに処理していける力を問うことに重きを置いているということになります。
ひとつ前の記事(【現高校2年生・1年生向け・新高校1年生向け】共通テストへ向けて、進学後に向けての準備は早めに!)でも触れていますが、センター試験から共通テストへ名前を変えていき、出題傾向も同時に変わっています。
「思考力」「判断力」が必要な問題が多くなっています。

今回、全体の平均点予想はどうなるでしょうか。
大学入学共通テスト2022 予備校の平均点予想は「昨年より急落」 数学・国語など難化(yahoo news記事) 

『駿台予備学校とベネッセコーポレーションが運営する「データネット」は、
16日夜、国公立大の受験に必要な文系受験生の5教科8科目平均点(900点満点)を505点(昨年の推定値より47点低下)、理系受験生の5教科7科目平均点(同)を511点(同61点低下)との予想を発表した。
河合塾も、同様の文系平均点を513点(同42点低下)、理系平均点を522点(同49点低下)と予想している。いずれも、昨年より「大幅に難化」したとみており、平均点が急落するとみている。
(上記URLの記事「大学入学共通テスト2022 予備校の平均点予想は「昨年より急落」 数学・国語など難化」からの引用)

数学は数ⅠA、数ⅡBともに10点以上ダウンすることが予想されています。

数ⅠAでは、問題文の文章量は昨年と変わらないようですが、解答の方針を立てにくい問題が増えたとなっているため、難しかったと思います。
そのほか、二次関数に集合と命題を合わせた問題や、グラフの変化、数値の大きい問題など計算の工夫が必要になるものが出題され、苦戦したと見られます。
数ⅡBでは、文章量、計算量が増え、数学的な問題解決の過程を重視した問いになっていたようです。

数学は全体的に、「数学的な理解のほかに国語力を問われる」ものとなっていました。

国語ではどうでしょう。

現代文では、「食べる」ことをテーマに論理的に書かれた【文章Ⅰ】【文章Ⅱ】として2題の読解がありました。
「あなたは豚肉」なんて設問文にあり、センセーショナルな内容にびっくりしたなんて感想がネット上に流れたのは記憶に新しいですが、こういった文章も思考力・論理的思考を問うのに良い問題だったと思います。
「逆の視点から見たとき、どう考えることができるか」という他者視点や共感力をはかるのは国語力に大切です。
さて、大問1の問6では、他者がこの文章に対して整理・まとめたメモの穴埋めをしていく内容でした。これは、【文章I】と【文章Ⅱ】の関係理解を問う新傾向の問題です。
この新しい出題傾向には、悩んだ方も多かったのではないでしょうか。



共通テストの難化の背景
文部科学省の学習指導要領において、国内外の学力調査から、日本の子どもたちは思考力・判断力・表現力等に課題がみられるとして、教育課程の見直しが行われていきました。
課題の発見、問題解決能力、論理的思考やクリティカル・シンキング(多様な観点から考察する能力)の育成が必要とされているわけです。
クリティカル・シンキングは大学の学部や学科によっては学習する機会もある科目です。


そのため、センター試験から大学入試共通テストへ出題傾向の変化、小学校・中学校・高校の教科書改訂、定期テストの難化に繋がってきています。


これからの学習において、今までの学習方法では苦手な教科ほど追いつくのも大変になってくることも考えられます。

そして、共通テストはこれからも変化していきます。

2025年には、数学は「数学Ⅰ・A」「数学Ⅰ」「数学Ⅱ、数学B、数学C」の3科目体制へ変更となります。
数学の出題範囲について、2025年の共通テストは複数の項目を選択解答し
ていくことになってます。
数B、数Cそれぞれ2項目、合計4項目の中から3項目を選択して解答していくため、数B・数Cの両方から1~2項目選ぶことになります。

これからますます難化していくことが予想されますね。


予習・定期テスト対策・受験勉強等、早め早めの対策が必要です。

大学受験対策、学校の補習対策は是非、城南コベッツ塚田駅前教室にお任せください!!



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