城南コベッツ上溝教室

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2021.09.30

成績を上げるための一番楽な方法として、「勉強したことを忘れない」ことだと書きました、今回はそれとは逆のよく見られる間違えた勉強法について書きたいと思います。

①授業後に復習をしない
授業で必要なことは教わっているのだから、学校や塾の授業を受けていれば成績が上がるはずだと考える人もいますが、大抵の場合は授業後に何もしなければ授業で習った内容は忘れてしまいます。勉強したことを忘れないためには忘れる前に繰り返し復習をすることが必要です。

②ひたすら暗記をしようとする
数学などの非暗記科目はもちろんですが、英語や社会、理科でもひたすら暗記をしようとしても、そうして覚えた内容は暫くしたら忘れる運命にあります。「忘れない」勉強で大切なのは暗記をすることではなく、まず理解をすることです。

③多くの問題を解くことを重視する
多くの問題を解くことは一見するとすごく勉強している感じがしますが、それが必ずしも結果につながらない場合があります。問題を解いて解説を読んで分かったつもりで終えてしまっている場合です。分かったつもりの学習もすぐ忘れてしまうからです。分かったつもりで終わらせないために、自分の力で解けるようになるまで問題を解き直すことが大切です。その為に多くの問題を解く事よりも、自力で解ける問題を増やすことを重視しましょう。

④作業の割合が多い
授業中に黒板の内容をノートに書き写す。英単語や漢字を繰り返し書いていく。教科書の重要語にマーカーを引く。どれも多くの人が行うことですが、これは勉強ではなく作業だということを意識する必要があります。作業にいくら時間をかけても忘れないどころか覚えることもできません。大切なのはノートに書いた内容や英単語や漢字、教科書の重要語を忘れないことです。そのための作業は効率性を意識しましょう。

⑤解けない問題を頑張る
解けない問題に30分かけるなら、5分であきらめて解説を確認し、自分の力で解けるようになるまで問題を解き直すことに時間を使った方が効率的です。

ここまでに挙げたような間違えた勉強法で時間を無駄にしていませんか?「勉強したことを忘れない」ことを意識して勉強の仕方を変えるだけで、勉強の効率と成果は大きく変わります。

もし、頑張っているのに成績が上がらないという人がいましたら、一度相談をしてください。

2021.09.30

秋も近づき、いよいよ受験勉強も佳境に入ってきました。

これまで、基礎固めをしてきて、いよいよ過去問に取り組もうとしている人も多いのではないかと思います。今回は成績を上げるための一番楽な方法について書きたいと思います。

成績を上げる最も楽な方法それは、

「勉強したことを忘れない」ということです。

「なんだ当たり前じゃないか」と思う人もいるかもしれません。
でも、それではそれができていますか?

必要な学習内容というのは、受験をする学校に対してある程度決まってきます。しかし、それを習得するにかかる時間は人によって様々です。
学校や予備校で同じ内容の授業を受けていても成績に差がつくのは、授業で習ったことを忘れてしまうからです。(授業をそもそも聞いていないという場合は除きます)

しっかりと必要な内容の学習を進められていれば、テストで間違えてしまった問題を見て、「習ったことがない」というものは少なく、大抵は「習ったことはあるけど、試験で出てこなかった」というのが大半なのではないでしょうか。

同じ内容を何回も勉強すればその分、時間がかかりますし、受験の限られた時間の中ではやり切ることができなかったという結果になってしまいます。

そうならないように、学習した内容を「忘れないようにする」ことを意識した勉強にするだけで、学習の効率は大きく変わり、学習の成果にもつながります。

次回から、間違えた勉強法と「忘れないようにする」勉強法のコツについて紹介をしていきたいと思います。

2021.09.21

ある包丁メーカーの話です。そのメーカーでは使う人のニーズにきめ細かく対応しようと、細かな用途に合わせて30種類もの包丁を作っていました。でも、思うように売り上げが伸びなかったので、コンサルタントに相談したところ、包丁の種類を5種類に絞るようにアドバイスされました。メーカーは包丁の数を絞る決断をし、その結果、売上が大きく伸びました。

人は選択するために多大な時間と労力を要します。30種類の包丁から選ぶのは、3種類の包丁から選ぶよりはるかに大変なので、結果「選べない」ということが起きてしまうのです。

高校生の皆さんは無限ともいえる選択肢があり、今からの頑張り次第でこれから何にでもなれます。でも、選択肢が多すぎるがゆえに何も決められないという状況になっていませんか?

自分が大切だと思うこと、自分が楽しいと思えること、自分が得意なことから自分が将来働きたいと思える分野を考えてみましょう。初めは「ものを作る仕事」、「スポーツに関わる仕事」など大きなくくりで良いので、少しずつ選択肢を絞っていくことが大切です。

大変な大学受験を乗り切るには目標が必要です。自分の将来に向けて具体的な目標を立てていきましょう。

2021.09.21

以前に確率・統計の話を書きましたが、今回は第2弾です。

全人口に対して1%の人がかかるウィルス性の病気があり、その病気にかかっているかを95%の確率で判定できる検査があるとします。もし、ある人がこの検査で陽性(病気にかかっている)と判定を受けた場合、この人はどれくらいの確率でこの病気にかかっているのでしょうか?

この問題では、検査で病気にかかっているかを95%の確率で判定できるのだから、当然、陽性であれば病気にかかっている確率は95%だと考える人が多いかと思います。

結論から言うと、検査で陽性の結果が出ても病気にかかっている確率は約16%しかありません。(どうしてそうなるかは、下段に書きますので、興味がある人は読んでください)

但し、この検査の精度を上げる方法があります。それは、検査対象者を病気にかかっている可能性が高い人に絞ることです。現在コロナで行われているPCR検査で、事前に医師や保健所での問診が求められるのはこのためです。もし、問診をしっかり行わなければ、多くの人が病気ではないにもかかわらず隔離をされたり、医療リソースを不要に割かなくてはいけなくなってしまいます。

現在は様々なデータが取れるので、仕事の中での判断もデータに基づいて行われます。しかし、直感で判断をしてしまうと誤った判断をしてしまいますね。データ社会の中では、データから正しい情報提供・意思決定を行える人材が求められます。確率・統計の考え方を身に付けていきましょう!

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ここからは、上記の病気にかかっている確率が16%になる説明です。

この問題では、そもそもこの病気にかかる確率は1%しかありません。99%の人は病気にかかっていないにもかかわらず、検査を受けています。

例えば、1万人の人が検査を受けた場合、確率上は本当に病気にかかっている人は100人しかいません。残りの99%は病気にかかっていないはずなのですが、5%の確率で間違えた判定が出るので、病気にかかっていないのに陽性と判定される人が495人出てしまいます。逆に病気にかかっているのに陰性(病気にかかっていない)と判定される人も5人でるので、陽性判定者は合計で590人となります。この中で本当に病気にかかっている人は95人ですので、病気にかかっている確率は

95/590=0.161

となり、約16%ということになります。

これは、ベイズという統計学に基づいた考え方です。ベイズ統計学では元あった状態の確率に新たな情報が付加されることで、確率が更新されると考えます。

ここでは、元々の状態が病気にかかる確率が1%であるのに対して、高い精度の検査の結果によってその確率が16%まで上がったと考えることができるのです。

2021.09.21

偏差値と言うのは、その試験の受験者を基に計算し、上位何%にいるかを示すものなので、どの試験を受けたかによって変動します。ですから、その試験の受験者の特性を加味して考える必要があります。

そうした前置きをした上で、今回は、大学受験での志望校を検討する上でざっくりとしたイメージをつかむために、それぞれの偏差値帯に全国でどの位の受験者がいるかを数値化してみました。
※ここでは大学受験者数を67万人としています。

偏差値 上位% 順位(67万人中)
70以上 2.28% 15,276位以内
65以上 6.68% 44,756位以内
60以上 15.87% 106,329位以内
55以上 30.85% 206,695位以内
50以上 50.00% 335,000位以内
45以上 59.15% 396,305位以内
40以上 84.13% 563,671位以内
35以上 93.32% 625,244位以内
30以上 97.72% 654,724位以内

こうしてみると、偏差値70以上の人は全国で1万5千人います。どうでしょう?多いと感じますか、それとも少ないと感じますか?

偏差値60以上の人だと全国で10万6千人になります。
ちなみに、大企業の採用者数は景気によっても変動しますが、12万人程度ということです。
(ここでの大企業の定義は、製造業だと資本金3億円超又は従業者数300人超です)

偏差値の高い人が必ず大企業に行くわけでもないですし、偏差値の高い学校に行けば大企業に入れると約束されるわけでもないです。それに、大企業に入ることが幸せなわけでもないですが、将来を考える上での目安として考えてみてください。