上溝教室のメッセージ
選択肢が多いのは良い事?
2021.09.21
ある包丁メーカーの話です。そのメーカーでは使う人のニーズにきめ細かく対応しようと、細かな用途に合わせて30種類もの包丁を作っていました。でも、思うように売り上げが伸びなかったので、コンサルタントに相談したところ、包丁の種類を5種類に絞るようにアドバイスされました。メーカーは包丁の数を絞る決断をし、その結果、売上が大きく伸びました。
人は選択するために多大な時間と労力を要します。30種類の包丁から選ぶのは、3種類の包丁から選ぶよりはるかに大変なので、結果「選べない」ということが起きてしまうのです。
高校生の皆さんは無限ともいえる選択肢があり、今からの頑張り次第でこれから何にでもなれます。でも、選択肢が多すぎるがゆえに何も決められないという状況になっていませんか?
自分が大切だと思うこと、自分が楽しいと思えること、自分が得意なことから自分が将来働きたいと思える分野を考えてみましょう。初めは「ものを作る仕事」、「スポーツに関わる仕事」など大きなくくりで良いので、少しずつ選択肢を絞っていくことが大切です。
大変な大学受験を乗り切るには目標が必要です。自分の将来に向けて具体的な目標を立てていきましょう。