上溝教室のメッセージ
英検対策勉強法(Listeningパート編)
2021.06.04
引き続き、英検対策勉強法ということで、今回はListeningパートの対策勉強法について書きたいと思います。(本内容は英検2級・準2級を対象としています)
英検2級のリスニングは大問2問で構成され、それぞれ
①会話の内容一致選択
②文の内容一致選択
で、各15問ずつ出題されます。
また、英検準2級のリスニングは大問3問で構成され、それぞれ
①会話の応答文選択
②会話の内容一致選択
③文の内容一致選択
で、各10問ずつ出題されます。
試験時間は2級、準2級ともに25分で、放送は各問一回ずつとなります。
次にリスニング力を上げるための対策ですが、
①語彙力を上げる
②基礎文法を学習する。
③音読をする(単語、文章)
④英会話音源のスピーカーの真似をする
①については、そもそも語彙力がないと話された内容の意味が分かりません。また、Listeningパートでは会話や電話での表現に関する語彙も必要となります。(例:"Guess what."(ちょっと、聞いてよ))
②についても①同様に文法が習得できていないと、話された内容の意味が理解できません。Readingパートの対策で文法について触れましたが、基本的な英文法をしっかり復習しておきましょう。
③、④については、以前、英語リスニングに関する記事でも書きましたが、リスニングの練習では聞く事だけでなく声に出すことが大切です。その際に、発音やアクセント、抑揚をリスニング音源の真似をすることで、ネイティブの話し方が体感でき、理解できるようになっていきます。また、Readingパートで音読について書きましたが、音読をすると「英語を英語の語順のまま理解する」ことができるようになります。リスニングでは和訳をしていると話している内容に追い付けずに理解出来なくなりますので、「英語を英語の語順のまま理解する」ことができるように練習しましょう。
リスニングの練習の効果は階段状に出てきます。一定程度の練習を積むまでは効果が出ませんが、閾値を超えるとぐんと点数が上がりますので、我慢して続けられるかどうかが大切です。
音読など、英語を声に出すことに抵抗感を感じてやらない人も多いですが、リスニングができるようになるかどうかは自分で声に出す練習ができるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。試してみてください。