上溝教室のメッセージ
知的好奇心とカリキュラム
2021.08.24
本年度から中学校でも新しい学習指導要領が導入され、生徒が自身の興味関心に基づいて学びを深める「探究学習」が学校授業に積極的に取り入れられていく方針となっています。今日は探究学習の基盤となる、生徒達の知的好奇心について書きたいと思います。
まず、好奇心とは何かというと、新しい刺激に快楽を感じる動物の本能のようなもので、私たちの先祖が自然界で生きていた時に、食べ物を見つけたり、敵から身を守り生存していくために発達してきたものだったと考えられています。逆に、私たちは刺激を遮断された状態だと不快と感じてしまい、刺激を求めるようになるので、好奇心というのは一種の欲求であると言えるようです。
このように知的好奇心は誰もが持っている欲求なので、うまく刺激することができれば勉強へのやる気も大きく変わってきます。
知的好奇心は既に知っていることと新しく知ることの間にギャップがある場合に刺激されますが、ギャップが小さすぎると退屈だと感じ、逆にギャップが大きすぎると不安やストレスを感じて回避しようとします。勉強嫌いが起こってしまうのは学習内容とその生徒の持っている知識の間のギャップが大きすぎることが原因の一つです。
学習を行う際に知的好奇心を高めるためには、
①新たなことを学ぶ前に生徒が必要な前提知識を身に付けていること
②学習内容を生徒の知っていることや体験したことに結び付けること
③生徒が「分からない」状況を適切に作ること
が大切になります。
学習状況というのは生徒によって差が大きいので、知的好奇心を高めて学習内容に興味を持たせるために、前提知識を固める(つまり前の学習内容を復習する)のが良いか、発展的な内容にチャレンジをさせるのが良いのかなど生徒により異なりますので、知的好奇心を高める(=勉強へのやる気を高める)上でも生徒に合わせたカリキュラムを考えることが大切になります。
まず、好奇心とは何かというと、新しい刺激に快楽を感じる動物の本能のようなもので、私たちの先祖が自然界で生きていた時に、食べ物を見つけたり、敵から身を守り生存していくために発達してきたものだったと考えられています。逆に、私たちは刺激を遮断された状態だと不快と感じてしまい、刺激を求めるようになるので、好奇心というのは一種の欲求であると言えるようです。
このように知的好奇心は誰もが持っている欲求なので、うまく刺激することができれば勉強へのやる気も大きく変わってきます。
知的好奇心は既に知っていることと新しく知ることの間にギャップがある場合に刺激されますが、ギャップが小さすぎると退屈だと感じ、逆にギャップが大きすぎると不安やストレスを感じて回避しようとします。勉強嫌いが起こってしまうのは学習内容とその生徒の持っている知識の間のギャップが大きすぎることが原因の一つです。
学習を行う際に知的好奇心を高めるためには、
①新たなことを学ぶ前に生徒が必要な前提知識を身に付けていること
②学習内容を生徒の知っていることや体験したことに結び付けること
③生徒が「分からない」状況を適切に作ること
が大切になります。
学習状況というのは生徒によって差が大きいので、知的好奇心を高めて学習内容に興味を持たせるために、前提知識を固める(つまり前の学習内容を復習する)のが良いか、発展的な内容にチャレンジをさせるのが良いのかなど生徒により異なりますので、知的好奇心を高める(=勉強へのやる気を高める)上でも生徒に合わせたカリキュラムを考えることが大切になります。