城南コベッツ緑園都市教室

Tel:045-443-5551

  • 〒245-0002 神奈川県横浜市泉区緑園1丁目4-2 ザ・ケープ緑園 1階
  • 相鉄いずみ野線/緑園都市駅 徒歩3分

受付時間:14:00~20:00/日祝休、15:00~20:00/木

  • 1対1個別指導
  • 1対2個別指導
  • atama+個別指導
  • オンライン個別指導
  • 総合型・学校推薦型選抜対策
  • ジュニア個別指導
  • デキタス
  • プログラミング
  • スタディ・フリープラン
  • 英語検定試験対策
  • 定期テスト対策
  • 大学入試一般選抜対策
  • 高校入試対策
  • 中学受験対策

緑園都市教室のメッセージ

ソクラテスに学ぶ個別指導

2021.09.25

「学ぶとは想起すること・・・」

古代ギリシャの哲学者ソクラテス(紀元前470頃〜399)は「学ぶとは想起することに他ならない」と主張しました。
先生から教えてもらうことによってではなく、すでに知っていることを自分の中から再び取り出すことで新たな知識が得られるというのです。

nigaoe_socrates.png
ソクラテスの弟子であるプラトンの著書「メノン」にソクラテスがメノンという青年の家の召使いの子どもに算数を指導する場面があります。

ソクラテスは子どもに「今ある正方形の2倍の面積の正方形を描くにはどうしたらよいか」という問題を出します。
子どもは「面積が2倍なのだから、辺の長さを2倍にすればよい」と答えます。
しかしソクラテスとのやりとりの中で、辺の長さを2倍にすると面積は4倍になってしまうことに気づかされます。
今まで当然と思い込んでいたことが実は間違いであったことを知るのです。
そして正しい答えが分からずに行き詰まります。

ソクラテスは答えを教えることはせずその子どもに対し、解法に気づかせるための質問を投げかけていきます。
子どもはソクラテスの質問に悩みながらもひとつ一つ考えていきます。
そして「今ある正方形の対角線を一辺とする正方形が2倍の面積の正方形となる」ということを理解します。

子どもが正解にたどり着くまでにソクラテスが教えたのは「対角線」という言葉の意味だけでした。
教えることは必要最小限にし、質問と受け答えの対話を通して子どもに正答を導かせました。

先生は生徒にすぐには答えを教えてはいけません。
なぜなら生徒は答えを知った瞬間に考えることをやめてしまうからです。

十分に考えないで得た答えはすぐに忘れてしまいます。
だから学力がつかないし成績も上がりません。

生徒には自ら考えさせ、時には行き詰まらせる必要があります。
先生は生徒が正しい方向に進むように見守り、対話を通してヒントを与えていくようにする。
そしてなるべく生徒自らの力で正解を出させる。

こういった個別指導を行うことで生徒は学力を着実に身につけ、自信を持つようになります。
そして勉強に対するモチベーションを高めていきます。