反町教室のメッセージ
漢字のはなし(その1) 「問」は「もんがまえ」?「くちへん」?
2021.11.15
こんにちは。城南コベッツ反町教室・東前です。
数学に関して何回か書きましたが、同じように漢字についても何回か書いてみようと思います。
初回の今回は「もんがまえ(門構え)」の漢字についてです。
「門」の中に何かが書かれた漢字というと、「問」、「開」、「閉」、「関」、「間」、「聞」、「閣」などが思いつきますね。
これらの漢字を辞書で調べると、全部「もんがまえ」の中にあるように思うのですが、実はそうではありません。「開」や「閉」は「もんがまえ」の中にありますが、「問」や「聞」は「もんがまえ」ではない漢字として扱われています。「問」は「くちへん」ですし、「聞」は「みみへん」です。
なぜ、「門」がつくのに「もんがまえ」にはならないのでしょうか?
小学校では漢字の成り立ちについて学びます。漢字はその成り立ちによって「象形文字」、「指示文字」、「会意文字」、「形声文字」の4種類に分類されます。それぞれの説明は今回は省きますが、さっき書いた「問」や「聞」は「形声文字」になります。
形声文字というのは、「発音を表す部分」、「意味を表す部分」が合わさってできた漢字です。例えば以下のようになります。
「問」・・・「門」(もん)が発音を表して、「口」が「口でたずねる」という意味を表している
「聞」・・・「門」(もん)が発音を表して、「耳」が「耳できく」という意味を表している
そして、形声文字の場合、「意味を表す部分」が部首になっていることが多いです。そのため、上の二つの漢字は「もんがまえ」の漢字ではないことになります。
この考え方を覚えておくと、漢字の部首を見つけることができます。つまり「音読みと同じ読み方をする漢字がその漢字に含まれている場合、それ以外の部分が部首」だという考え方です。漢字の80%以上は形声文字ですので、このルールが適用できる漢字が多いということです。
ただし、完璧なルールではないので、辞書で調べることも大切です。
漢字を見つけやすくするために、「門」のつく字はすべて「もんがまえ」に入れている辞書もあるようです。正確さは欠いてますが、引きやすいというのは辞書では重要ですので、それもありかもしれませんね。
他の「漢字のはなし」はこちら→クリック
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無料体験授業の申し込み、資料請求は045-620-3912までお電話ください。
数学に関して何回か書きましたが、同じように漢字についても何回か書いてみようと思います。
初回の今回は「もんがまえ(門構え)」の漢字についてです。
「門」の中に何かが書かれた漢字というと、「問」、「開」、「閉」、「関」、「間」、「聞」、「閣」などが思いつきますね。
これらの漢字を辞書で調べると、全部「もんがまえ」の中にあるように思うのですが、実はそうではありません。「開」や「閉」は「もんがまえ」の中にありますが、「問」や「聞」は「もんがまえ」ではない漢字として扱われています。「問」は「くちへん」ですし、「聞」は「みみへん」です。
なぜ、「門」がつくのに「もんがまえ」にはならないのでしょうか?
小学校では漢字の成り立ちについて学びます。漢字はその成り立ちによって「象形文字」、「指示文字」、「会意文字」、「形声文字」の4種類に分類されます。それぞれの説明は今回は省きますが、さっき書いた「問」や「聞」は「形声文字」になります。
形声文字というのは、「発音を表す部分」、「意味を表す部分」が合わさってできた漢字です。例えば以下のようになります。
「問」・・・「門」(もん)が発音を表して、「口」が「口でたずねる」という意味を表している
「聞」・・・「門」(もん)が発音を表して、「耳」が「耳できく」という意味を表している
そして、形声文字の場合、「意味を表す部分」が部首になっていることが多いです。そのため、上の二つの漢字は「もんがまえ」の漢字ではないことになります。
この考え方を覚えておくと、漢字の部首を見つけることができます。つまり「音読みと同じ読み方をする漢字がその漢字に含まれている場合、それ以外の部分が部首」だという考え方です。漢字の80%以上は形声文字ですので、このルールが適用できる漢字が多いということです。
ただし、完璧なルールではないので、辞書で調べることも大切です。
漢字を見つけやすくするために、「門」のつく字はすべて「もんがまえ」に入れている辞書もあるようです。正確さは欠いてますが、引きやすいというのは辞書では重要ですので、それもありかもしれませんね。
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