城南コベッツ戸田公園教室

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2023.11.17

    みなさんこんにちは!!

    前回、漢検について書いたので、今回は英検について書いていこうと思います!

    前半は埼玉県の中学生になぜ英検が必要なのか、後半は具体的な勉強方法(コベッツでの取り組み)をお伝えします!


    【英検公式HP】
    英会話.jpg
    *********************************
    【埼玉県の中学生になぜ英語検定が必要?】


    英検、漢検、数検などの各種検定は高校受験はもちろん、大学受験や中学受験でも有利にはたらく学校が多く、コベッツでは小学校6年生、中学1年生から受験を推奨しています。


    高校受験をベースに考えると、


    ①高校によって検定の有利にはたらく級が異なる

    ②学年相応の勉強ができるので予習復習の良いきっかけになる

    ③中学3年生は受験勉強や定期テスト等やることが多く、それより前に合格しておきたい



    というのが主なポイントです。例えば、志望校が偏差値60を超えてくる学校では英検準2級で評価してくれる高校が多いのでぜひ取得しておきたいところです。したがって、


    中1後半~中2夏→→→英検3級を取得
    中2夏~中3春 →→→英検準2級を取得



    すると受験勉強に効率よくシフトすることができると思います!!



    また、英検にはS-CBTというものがあるのをご存知でしょうか?

    原則毎週土日実施となっており、スピーキングテストを吹込み式として1日4技能を測ることができます。


    例えば、学校のテスト期間と英検が被ってしまい、テストと英検の勉強が両立できないことなんてありませんか?このようなことを避けられるのがS-CBTです!原則毎週土日実施なので、自分の予定に合わせて受験することができます!

    しかし、1つだけ注意しなければならないことがあります...

    それは一日で英検を行うということです。つまり、2次対策も同時にしなければならないのです!

    そのため、戸田公園教室では早め早めに対策をしており、筆記試験対策と同時並行で面接練習を行っています!

    ※英検S-CBTの実施級は準1級、2級、準2級、3級

    [英検S-CBT]


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    【英検の勉強方法(コベッツの取り組み)】


    英検(従来型)は年間3回の実施とされていますが、先ほども記述したように英検S-CBTがあるので、人によっては受けるタイミングが異なります。そのため、一人一人にあわせて授業や自習で対策を行っています。


    主に意識していることとして、

    ①過去問のリーディング問題で語彙力、読解力をつける

    ②過去問のリスニング音源を用いてスピード、発音に慣れる

    ③過去問を使い果たしたら、英検が出しているドリル等で問題を解く


    を重要視しています!続いて、勉強のポイントをいくつかお伝えしますね!



    ①リーディング問題で語彙力、読解力をつける


    受験する生徒には必ず、旺文社の202〇年度版(最新もの) 英検〇級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)の購入をおススメしています。1冊を何回も何回も解いて、「この本に出てきている英単語と文章、すべてわかる!!」という状態を作るんです。

    【旺文社 英語検定過去6回問題集】



    よく英検は単語ゲーなんていう人がいますが、言い方は少し良くないですがあながち間違ってはいないと思っています。

    過去問題集にのっている単語から本番の問題が出るのです。単語さえておけば必然的に「単語がわかる、読める!」という状態を作れるので合格の可能性がぐっと近づきますね。

    過去問からノートを作って自分で抜きだすのが苦手な人は、旺文社が出している単語帳を覚えるのもいいですね。

    【旺文社HP 英検1級 でる順パス単 5訂版】
    【旺文社HP 英検1級 でる順パス単 書き覚えノート】


    とにかく解いて、わからない単語をピックアップして覚える!という量を繰り返せば、勉強した分だけ成果が上がります。
    英単語カード.jpg


    ②リスニング音源を用いてスピード、発音に慣れる


    個人の携帯等に個人で購入したテキストから過去問音源をダウンロードしていただき、何度も聞く話すをします。


    ①何も見ないで音源を聞いて正誤をつける

    ②トークスクリプトをみながら聞き取れなかったところに線を引く
    ③シャドーイングをする
    ④トークスクリプトを見ながら同じ速さで読めるまで音読
    ⑤何も見ないで問題にリチャレンジ!


    シンプルですが、この①~⑤を自習で繰り返しやっていただいています。自分がその速さで読めない、話せない英文を聞き取れないので、リスニングのレベルまで話せるようになることが重要です。



    よく、「塾長、めんどくさい」と言われますが、このリスニングの力が高校受験・大学受験においてとても必要になりますので根気強く勉強させます。

    リスニングCD.jpg

    ③過去問を使い果たしたら、英検が出しているドリルで問題を解く


    もう過去問、どれ出されてもできる!という無双状態になったら合格にぐっと近づいています。確度を高めるために問題をどんどん解きましょう!

    また、このフェーズでは「何割とれた!」「○○点だ!」と点数や正答率を気にする生徒が多く復習がおろそかになりがちですが、大切なのは頭に入っていなかった内容を洗い出し、覚えなおすことです。問題を解く時間よりも間違い直しをする時間を多くしましょう。

    ★おすすめの教材★
    【7日間完成 英検1級 予想問題ドリル】


    fight.jpg
    また、3級以上の生徒には随時2次対策も進めております。実際のスクリプトから音読やQ&Aの回答を中心に指導しております。受け答えにはパターンがありますので、何が聞かれそうかを明確にしましょう。特に、疑問詞に注目しながら、何を答える問題なのかを考えることが重要です。



    大事なのは、検定やテストなど、早め早めに計画を立てて実行していくことです!英検合格に向けて頑張っていきましょう!!


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    (写真の一部はillustACにダウンロードユーザーとして登録のうえ使用させていただいております)
    https://www.ac-illust.com/

    2023.11.03

    みなさんこんにちは!!!

    生徒に「塾長も一緒に漢検受けようよ!!」と急に言われ、10月に漢検を受けて無事【漢検2級】を合格しました!!浅川です(結構過酷でした、、、)



    本日は漢字検定合格のコツについてお話します。「漢字が苦手・・・」という生徒、多いと思います。高校生ならば100歩譲ってまだよいですが、小学校中学校の皆さんは、入試や定期テストで必ずと言っていいほど避けては通れない道なのではないでしょうか・・・



    かつほとんどの高校で、「漢検○○級以上は優遇」なんていう話を聞きます。今は様々なメディアが社会にあふれていますので、小中学生からしてみたら「漢字なんてわかんなくても携帯で変換できるからいいじゃん・・・」なんて思うかもしれませんが、、、


    漢字、大人になってからも結構使います。(笑)
    あと書けないと、わりと恥ずかしいです。(笑)



    ぼくもじつはかんじだいきらいです。いもなるべくひらがなでかきたいにんげんです。
    だってめんどくさいんだもん。(わら)
    ですが、このさんぎょうくらいのぶんしょうをみてはっときづいたとおもいます。
    かんじじゃないととってもよみにくいし、むしろぶんしょうをしっかりよむひつようがでてくるのですとれすになりますよね。


    普通に戻すと・・・



    漢字書けなくて、大人になって勉強すればよかったと後悔する日がたまにあります。社会人になって例えばメモを取っているときとか、文章を添削する際など、相手のメモや文章がひらがなであふれていると「この人勉強してこなかった人生なのかな・・・」なんてマイナスイメージがどうしてもついてしまいがちです。


    社会人になった今になって思うのは、やってて損はないな。ということです!!!ですので、入試のため7割、大人になって恥ずかしい思いをしないため3割で漢検の勉強は必要なんです。ですので、高校で優遇を受けるため、さらには大人になって恥ずかしい思いをしないため、漢検を効率的に取得する秘策を伝授しますね!

    ① 漢字や部首の、もともとの意味を覚えよう!!!


    たとえば、迷いやすい部首のひとつに「うかんむり」と「わかんむり」があります。

    これのもともとの意味までさかのぼりますと、「うかんむり」は、屋根の形を表しており、家屋に関する漢字が多いんです、「わかんむり」は覆う・上からかぶせることを表している。となります。



    「家」「宝」「賽」などは「うかんむり」、「冠」「軍」「写」は「わかんむり」と意味から判断することができます。


    「あれ?」と悩む際はもとの漢字の意味をを考えてみましょう!



    ② 「間違えやすいもの」をしっかり押さえよう!!!

    間違えやすい問題=テストに出やすい問題ということです!特に部首や筆順は、間違えやすいものがあるので、優先して覚えると効率よく勉強が進められます。

    たとえば部首だったら...

    ★「郷」...部首は「おおざと」ではなく「こざとへん」
    ※右側にあると「おおざと」左側にあると「こざとへん」といいます。

    ★「牧」...部首は「のぶん」ではなく「うしへん」
    ※もともとは牛が連想できるかららしいです。

    ★「空」...部首は「うかんむり」ではなく「あなかんむり」
    ※間違いランキング最上位です。


    今少しでも不安になったら、漢字辞書を引きましょう!!!こういうときが辞書を引くチャンスです♪辞書を引くのは、漢字の根本の意味まで分かるのでとってもおすすめですよ~


    ③得意・不得意分野を意識して勉強する。


    漢検は分野ごとに配点が決まっています。「漢字の読み」は1問1点、「熟語の構成」は1問2点などです。


    分野によっては簡単に対策できるものがあったりするので、まずは配点が大きいところから勉強するのが良いと思います。何回か過去問を解いて得意不得意を理解し、効率よく勉強しましょう。


    ④結局は「量」


    漢字は結局は量を勉強したものに敵いません。毎日何回も書いて、毎日何回も練習して過去問を解いて、過去問の問題なら何を出されても解けるという状態を作りましょう!!!質より量であたまに叩き込むのが英検突破への一番の近道です。


    特に、書かない生徒は何時まで経っても合格しません!!!頭より手を動かすことが重要です!!!

    いかがでしたでしょうか。


    数検・漢検・英検のなかで、漢検は間違いなく大人になってから「あってよかったな・・・」と思う資格です。かつ漢字が書けるようになることで、各方面の様々な文章問題・記述問題に応用が利きます。


    しっかり勉強して、合格を勝ち取りましょう!!!

    2023.11.01

    こんにちは!冬らしい気温になり、布団から出れない季節が始まってしまったとひしひしと感じています...

    戸田公園教室の浅川徳馬です。

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    先日、2学期の中間テストが返却され、結果がまとまりましたので、ご報告させていただきます!1学期の期末テストの結果と比べ、戸田公園教室のみんなはどうだったのでしょうか?

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    【高得点者一覧】

    戸田東中 1年生 国語 96点!!

    戸田東中 1年生 英語 96点!!

    戸田東中 1年生 英語 95点!!

    戸田東中 1年生 理科 94点!!

    戸田東中 1年生 理科 93点!!

    戸田東中 1年生 社会 93点!!

    喜沢中  1年生 数学 85点!!

    喜沢中  1年生 数学 85点!!

    喜沢中  1年生 社会 85点!!

    戸田東中 1年生 社会 85点!!

    喜沢中  2年生 数学 96点!!

    戸田中  2年生 理科 93点!!

    戸田中  2年生 国語 92点!!

    喜沢中  2年生 数学 91点!!

    喜沢中  2年生 社会 91点!!

    喜沢中  2年生 国語 90点!!

    戸田中  2年生 数学 82点!!

    喜沢中  2年生 理科 81点!!

    喜沢中  2年生 社会 80点!!

    喜沢中  2年生 数学 80点!!

    戸田東中 3年生 社会 96点!!

    私立中  3年生 理科 94点!!

    喜沢中  3年生 数学 93点!!

    喜沢中  3年生 英語 92点!!

    戸田中  3年生 理科 89点!!

    戸田東中 3年生 社会 89点!!

    私立中  3年生 社会 88点!!

    喜沢中  3年生 社会 88点!!

    喜沢中  3年生 英語 87点!!

    喜沢中  3年生 社会 87点!!

    戸田中  3年生 国語 87点!!

    戸田東中 3年生 理科 87点!!

    喜沢中  3年生 数学 87点!!

    喜沢中  3年生 理科 87点!!

    戸田中  3年生 社会 86点!!

    戸田東中 3年生 社会 85点!!

    戸田東中 3年生 数学 85点!!

    戸田東中 1年生 5教科 450点!!

    戸田東中 1年生 5教科 449点!!

    戸田中  2年生 5教科 421点!!

    喜沢中  2年生 5教科 418点!!

    戸田中  3年生 5教科 421点!!

    喜沢中  3年生 5教科 404点!!

    私立中  3年生 5教科 404点!!



    続いてはこちら!!

    【得点急上昇者一覧】

    喜沢中  2年生 国語  37点UP!!

    戸田東中 2年生 理科  28点UP!!

    喜沢中  2年生 理科  25点UP!!

    戸田東中 2年生 5教科 54点UP!!

    喜沢中  3年生 理科  38点UP!!

    喜沢中  3年生 理科  25点UP!!

    戸田中  3年生 理科  24点UP!!

    喜沢中  3年生 社会  23点UP!!

    喜沢中  3年生 理科  22点UP!!

    喜沢中  3年生 国語  26点UP!!

    戸田東中 3年生 社会  22点UP!!

    戸田東中 3年生 数学  21点UP!!

    喜沢中  3年生 理科  21点UP!!

    喜沢中  3年生 5教科 68点UP!!

    喜沢中  3年生 5教科 48点UP!!

    戸田中  3年生 5教科 46点UP!!

    喜沢中  3年生 5教科 39点UP!!

    戸田中  3年生 5教科 37点UP!!

    戸田東中 3年生 5教科 37点UP!!

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    [振り返り]

    今回のテストは、夏期講習から早めに2学期の中間テストに向けて対策をしていたということもあり、全体的に得点を伸ばすことができた生徒が多くいました。

    今回のこの結果を踏まえて、教室長として特に実感したことが1つあります。
    それは、「質より量」ということです。



    夏休み中や2学期の中間てテストに向けて、生徒にはとにかく演習量を増やすように指導してきました。点数が上がった生徒は、自習によく来ており、
    勉強量を以前より増やしていました。



    また、学校や科目によっては学校ワークから多く出るタイプのテストとほとんど出ないタイプのテストに分かれます。



    学校ワークから多く出るテストの場合は、とにかく学校ワークを繰り返し解いてもらい、5周以上解いた生徒も中にはいました。



    学校ワークから出ない場合は、講師たちがよく出る問題などを紹介しながら、塾にある様々な教材を用いて、生徒に合った勉強を紹介し、演習してもらいました。中には、自分でやるべき課題を考え、講師にアドバイスをもらいながら、勉強をする生徒もいました。



    このように生徒一人一人の性格、学力、勉強の取り組み方、学校のテストの難易度に合わせて、勉強量を確保できたことが、今回のこの結果につながったのだと感じています。


    私が常々言っている「質より量」が証明され、指導理念が間違っていなかったのだとホッとしています...


    このように戸田公園教室では、生徒一人一人に合わせて、テスト結果が上がるような指導を行っています。


    テスト結果が伸び悩んでいるみなさん、ぜひ一度戸田公園教室に足を運んでみてはいかがでしょうか?


    戸田公園教室でお待ちしております!



    2023.10.04

    こんにちは。

    今回は中学校の歴史の学習方法をご紹介します。

    まず大前提として、歴史に限らず、社会科は暗記から逃れることは出来ません。


    逆に言えば、覚えていることが増えれば増えるほど、点数も上がり易い教科なのです。

    ただ、5回も10回も必死にノートに書いていても、ただ苦痛なだけ、という生徒は多くいます。

    それに例外もありますが、その方法で覚えても一時的なものになりやすく、効果的ではありません。

    さらに最近の入試問題では、ただ暗記しただけでは解答できない問題も多くなり、より確実かつ効果のある暗記をする必要が増しています。

    そのために必要なものは、「時間」です。

    歴史には覚えなければならない単語が特に多くあります。人物名、出来事、年号、地名、制度、役職...。


    一気に覚えるなんてとても無理です。


    だから時間をかけて、じっくり覚えていくのです。

    私は学習を始める生徒にはまず、縄文から令和まで、時代区分を言えるかどうか聞きます。



    歴史には流れがあるので、それを押さえたほうが、効率が上がるからです。

    では、流れを押さえるにはどうすればいいのでしょうか。


    教科書を読むのもいいですが、おすすめはマンガや動画です。

    文章を読むだけより視覚的に分かり易く、記憶に残りやすいからです。

    そして時代ごとの中心人物をしっかり覚えていきます。



    例えば、平安時代は藤原氏から上皇そして平氏、江戸時代は徳川氏、という具合です。



    そうすることで、それぞれの時代の特色がイメージできるようになります。

    非受験生の場合は、授業をしっかり聞き、ノートをとることが大切です。



    土台を作った時代のイメージに授業を通してさらに肉付けし、具体化していきます。


    その際は、資料集も一緒に開くと良いでしょう。



    たくさん画像が載っていますし、背景の解説や年表などで分かり易く書かれたページがあり、理解が深まります。



    学校で授業をしたその日のうちに、ワークなどで復習するのも大切です。

    受験生の場合は、その多くが復習として歴史を勉強すると思われます。



    知識が定着していない生徒におすすめなのは、教科書の音読です。



    音読する際は、自分が聞き取りやすいスピードで読むと、頭に入って来やすくなります。


    視覚と聴覚を用いることで、記憶の定着が期待できます。


    そして音読を数ページごとに区切りつつ、ワークや問題集で当該分野の復習を行います。

    受験生・非受験生ともに共通しているのは、インプットとアウトプットです。



    知識を入れた後は、本当に覚えられているか、問題を解いて力試しをします。



    もし思い出せなかった問題があったら、解答・解説を読み、それから教科書へ戻りもう一度覚え直します。


    暗記をする過程で語呂合わせを利用したり、自分なりに効率の良い覚え方を作ったりするのも良いでしょう。

    そしてもう一つ大切なのは、暗記をする際に、用語をバラバラに覚えないという事です。



    歴史は人が作るものなので、出来事には理由があります。その背景を縦に掴むことが大事です。


    例えば、

    Q.なぜ日明貿易では勘合を使ったのか? → A.倭寇と正式な貿易船を区別するためだ!


    のように、因果関係を含めて覚えることが重要です。



    理想形は、用語を見たときすぐに関連ワードが浮かぶ状態です。


    知識が繋がっておらずバラバラなままだと、これらの問題に太刀打ちできません。

    いかがでしょうか。ここまでの勉強法を見ると、かなり時間が必要だと思ったのではないでしょうか。

    しかし、歴史で高得点を取るためには、継続した学習が必要不可欠なのです。

    じっくり時間をかけて、コツコツ暗記を積み重ねていく。これが歴史学習の必勝法です。

    2023.09.29

    こんにちは。講師の井口です。


    今回はかつて私が出会った、ある生徒のことを書かせて頂きます。

    その生徒は、当時中学3年生の女子。つまり受験生でしたが、得意科目はなし、苦手科目はすべて。


    特に苦手な教科は数学でした。

    私が初めて会ったのは中学3年生の時。ある日彼女の数学の授業を担当した私は驚きました。

    実施単元は2次方程式。有名な解の公式を使う問題でした。


    公式自体は確かに複雑ですが、ゆっくり丁寧に代入していけば、難なく解ける単元です。

    ところがそれができない。学校ですでに習ったにもかかわらず。



    問題集の解説ページを見ながらやらせても上手くいかず、手取り足取り手順を一緒に確認してようやく一問。

    それにとどまらず、1・2年生の基本の部分がどこか抜けていたり、間違って覚えていたり。


    今までは何とか誤魔化してきたというが、さすがに受験はそうはいかない。



    夏休みを利用して、徹底的に復習をすることになりました。

    彼女が特につまずいた単元は、中学2年生の連立方程式。


    最初の授業で、まずこちらで実際に問題を解いてやり方を教え、その後本人に演習させました。

    だが上手くいかない。いや、それどころか全問不正解。なぜでしょうか?

    まず一つは、途中式をしっかり書かないから。


    これをやらないと、自分が今どの段階をやっているのか分からなくなったり、ケアレスミスに最後まで気付かなかったりしてしまいます。さらにミスを振り返ろうにも、その箇所が見つけにくくなってしまいます。

    二つ目は、オリジナリティを発揮しているから。


    教科書や解説にはない、独自に編み出したメソッドで問題に取り組んでいました。もちろん、数学の理論に当てはまらない、めちゃくちゃなものでした。

    実はこれらは数学の計算問題が苦手な生徒さんにはよくあるパターンなのです。


    そしてそれらを克服するためには、ひたすら時間をかけて反復練習して、身に着けてしまった悪癖を取り除く作業をしなければなりません。

    彼女の場合も、連立方程式漬けの毎日を送ってもらいました。自分で出来るようになるまで何度も何度も...。

    頑固な生徒でしたが、一方で負けず嫌いでもあり、程よく焚きつけつつ授業をしていきました。

    その結果、連立方程式を見事に克服。


    そしてそれは、彼女の数学力を大いに向上させるきっかけとなりました。

    なぜなら、連立方程式という単元は、沢山の要素を理解していなければ解けないからです。


    四則計算に始まり、正負の計算、移項、代入算、等式の変形など...。


    連立方程式をマスターした彼女はいつの間にか、今まで誤魔化してきた複数の単元を理解していたのです。

    これにより、彼女の数学の苦手意識は下がり、元来の負けず嫌いも相まってやる気が向上しました。


    渋々やらされていた数学に、自ら取り組むようになったのです。

    もうそこには、数学から逃げていた彼女はいませんでした。

    「出来た!」という経験は、他教科にも波及して好影響を与えていきました。

    そしてその結果、届かないと言われていた志望校へ合格することができたのです。



    決してレベルの高い高校ではありませんでしたが、入試当日の数学の点数は48点。


    6月の定期テストの16点と比べれば、見違える変化でした。

    数学の計算に苦手意識を持っている生徒さんは多くいます。ひょっとすると、この女子中学生と同じパターンで出来なくなっているかもしれません。


    そうであるならば是非、「途中式を一々書くこと」や「やり方を間違って覚えていないか」を探るとヒントがあるかもしれません。

    というお話でした。