城南コベッツ池尻大橋教室

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2021.09.04

数学が苦手な人、テストでいつもケアレスミスをしてしまう人に、
絶対に試してほしい勉強方法があります。

それは、問題を解くときに「途中式を書く」という方法です。

この記事では、なぜ「途中式を書く」ことが重要なのかを
【途中式を書くメリット】と変革が続く【学校教育と入試制度】の視点から
詳しくお伝えしていきます。

途中式を書くメリット

①途中式を書くことでミスが減る

日ごろの問題演習や模擬試験などで途中式を書いておくと、
後から見直す際やテストの最後の見直しの際にミスに気づきやすくなります。

もしすべてを暗算で行ってしまうと、
見直す際にどこで計算ミスがあったか気づけない可能性が高くなります。

自分が普段間違えやすいところや計算が複雑になっているところについては、
パッと見てすぐにミスに気づくことができるよう、
途中式を必ず書いておきましょう。

②途中式を書くことで間違えた原因を確認できる

問題演習のあとの答え合わせで間違っていた場合、
どのように振り返りをしますか?

その問題を改めて解き直してみる人もいるかもしれませんが、
「これはケアレスミスでたまたま間違えてしまっただけ」としてしまい、
振り返りをしない人もいるでしょう。

ここで重要なのは本当にケアレスミスだったかどうかを、
途中式を使って確認することです。
何が原因で間違ってしまったのかを確認し、
次回以降は同じ過ちを繰り返さないためにも、
必ず途中式を書くようにしてください。

③自分の考えていることを書き出し思考の整理をする

簡単な計算問題であれば、暗算で答えが出せるかもしれません。
しかし計算が長くなる場合、
頭の中でだけで考えていると混乱してしまいがちです。

そんな場合も、途中式を書くことが有効です。
途中式を書くことで思考の整理ができるからです。

グラフや図形の問題についても同様です。
頭の中で考えた内容を式や図として書くことで、
思考を整理し冷静に問題を見られるようになります。

これからの学校教育と入試の変化

文部科学省による教育制度改革により、
大学教育、高校教育、そして大学入試に大きな変更がありました。

大学入試については2020年度にセンター試験から共通テストに変わり、
出題形式などが新しくなりました。

センター試験では知識を問う問題がメインでしたが、
共通テストでは知識に加え、思考力、判断力、表現力を問う出題が増えました。

数学ではただ答えをマークするのではなく
計算過程や思考の流れを解答するため、
途中式を書いて計算や思考の過程を残すことはとても重要になり、
今後途中式を書くという能力は必要不可欠になります。

  これまでの話をまとめると、途中式を書くことで
    ・ 頭の中の考えを整理する=思考力
    ・間違いに気づき修正できる=判断力
    ・自分の考えを式で伝える=表現力
  といった力を身につけることができます。

たかが途中式と思うかもしれません。
しかし、途中式を意識するだけで、
これからの日本で求められる力にアプローチできるのです。
日頃からしっかりと途中式を書く習慣を身につけ、備えていきましょう。


城南コベッツ池尻大橋教室では、
無料体験授業・無料学習相談を実施させていただいております。
塾を決める上で最も重要な要素は、やはり授業です。
教室の雰囲気や講師との相性を図る上でも、ぜひ一度ご体験いただければと思います。
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詳しくは、城南コベッツ池尻大橋教室(0120-998-525)までご連絡ください。

2021.09.03

受験勉強は、長期間の戦いです。時には疲れてしまうこともあるかもしれません。
そんな時は少し休憩しましょう。
疲れた心を癒してくれる本を手に取ってみるのも良いですね。

入試に合格するためには、もちろん暗記をしたり問題演習をしたり、実用的な学習が大切です。
しかし同時に、感性が育つ貴重な思春期に、心を豊かにしてほしいとも願っています。

長編小説を読むのは時間的に難しいかもしれません。
今日は、受験勉強の合間に、短時間で読めるおすすめの本を2冊紹介していきます。

・受験勉強中、孤独を感じたときにおすすめの本【父の詫び状(向田邦子著)】
・受験勉強中、自信をなくしたときにおすすめの本【生まれてバンザイ(俵万智著)】

どちらの本も、あなたの心に染み入ることでしょう。
読み終わったらぜひ、塾に来た時に感想を聞かせてくださいね。

【受験勉強中、孤独を感じたときにおすすめ】

父の詫び状(向田邦子著)

1981年の日航機墜落事故で惜しまれつつ亡くなった直木賞作家、
向田邦子氏の代表作。
テレビドラマとしても放送された表題の「父の詫び状」をはじめ、
さまざまな短編が詰まった名作です。

少女時代の向田邦子さんが、頑固で無口な父親に対して感じたことが、
エッセイを通してつづられています。

「保険会社に勤務していた父親は怒りっぽく、家の中では威張ってばかり。
そんな自分勝手な父親に反発を感じていましたが、
祖母のお葬式で会社の社長に対して見せた卑屈なおじぎは、
今までに見たことがない姿でした。

今までは偉そうに座っている父親の姿しか見たことがなかったのに、
見えないところで父はこの姿で戦ってきたのだと思うと、
胸の中でうずくものがありました」

今とは違い、本心を表すことも難しかった昭和初期。
分かりやすい言葉や態度で気持ちを示すこともなかなかできませんでした。

いま、受験勉強中のあなたも、孤独を感じることがあるかもしれません。
家族が、「頑張って!」と全面的に応援してくれないこともあるでしょう。

でも、言葉や態度で示さなくても、心の中であなたを応援してくれている人は必ずいます。
そんな、深い愛情を感じることができる一冊です。

【受験勉強中、自信を無くしたときにおすすめ】

生まれてバンザイ(俵万智著)

歌人、エッセイストとして活躍している俵万智氏の歌集。
息子さんを妊娠した時から出産し、
育てていく間に起こった出来事や気持ちを短歌で表現した一冊です。

いくつか作中の短歌を引用します。

「腹を蹴られ なぜかわいいと 思うのか よっこらしょっと 水をやる朝」
「バンザイの姿勢で 眠りいる吾子よ そうだバンザイ 生まれてバンザイ」
「一、二、三、 四秒立った 五、六、七 八秒立った 昨日今日明日」
「振り向かぬ 子を見送れり 振り向いた ときに振る手を 用意しながら」

受験勉強は、決して順風満帆ではないでしょう。
思ったように成績が伸びなかったり、模試の結果に落ち込むこともあるかと思います。

しかし、あなたがこの世に生まれてきたことは奇跡で、それ自体が素晴らしいことです。
うまくいかないことがあったとしても、
あなたは愛されているかけがえのない存在なのです。

落ち込んだり、くじけそうになった時に、ぜひ手に取ってもらいたい一冊です。


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スタッフ一同、お待ちしております!

2021.08.21

みなさん、こんにちは!
前回に引き続き2022年から全面導入がはじまる、
高校生の学習指導要領と新しい教科書についてです。

これまでのおさらい
~概要編
~国語編~
~数学編~

最後を飾るのは、英語編です。
これまでの文法偏重の英語教育から、5つの総合力が求められていくようです。
5つの総合力とは・・・?
気になりますね!それでは早速、詳しく見ていきましょう!


~目次~

第1回 概要編
第2回 国語編 
第3回 数学編

第4回 英語編
・ 「文法偏重」から「聞く、読む、話す、発表、書く」の5つの総合力へ
・ 発信力を高める、「論理・表現」が新設


「文法偏重」から「聞く、読む、話す、発表、書く」の5つの総合力へ

英語の改訂のいちばんの大きなポイントは、
国際基準であるCEFR(※)を参考に、「〇〇することができる」という
到達目標が設定されたことです。
小中高等学校を通じて「何が出来るようになるか」という観点から、
5つの領域を目標を設定することになります。
国際標準であるCEFRに沿った学習に取り組むことが、
総合的な英語力を伸ばすことにも繋がり、
志望大学が入学者に求める英語能力を証明してくれることになります。

※CEFR(通称セファール):(Common European Framework of Reference for Languages/ ヨーロッパ言語共通参照枠)とは、「その言語を使って何ができるか」を測る、言語能力の熟達度を測る国際的な尺度です。

~5つの領域~
①聞くこと=リスニング
②読むこと=リーディング
③話すこと(やり取り)=スピーキング
④話すこと(発表 )=プレゼンテーション
⑤書くこと=ライティング

発信力を高める、「論理・表現」が新設

また、現行の「英語表現」や「英語会話」は、「論理・表現」I~IIIに替わるのも大きなポイントです。
交渉やスピーチ、プレゼンテーション、ディベート、ディスカッションといった
言語活動を通して、英語によるグローバルな発信力を強化していく科目です。
新学習指導要領の英語学習では、これまでの「理解する」「表現する」という
単に受け手となったり送り手となったりする単方向のコミュニケーションだけではなく,
「伝え合う」という双方向のコミュニケーションも重視した学習内容になっていくようです。

 まとめ
・「聞く、読む、話す、発表、書く」の総合力で、グローバルに通じる英語を鍛える
・国際基準CEFR(セファール)を参考に目標設定
・発信力を高める、「論理・表現」が新設

最後に

グローバル化や急速な情報化、技術革新など、社会の変化を見据えて、
みなさんがこれから生きていくために必要な資質や能力をいっそう伸ばしていこうという狙いがあり、
各教科のカリキュラムにも反映されていました。

「何を学ぶか」だけではなく「どのように学ぶか」が重視されているのも、
新学習指導要領の特徴となっています。

今回の大改訂を受けて各大学がそれぞれの入学試験の試験範囲を変更していくことが予想されます。
高校生のみなさんはもちろん、いま中学生のみなさんも先取りをしながら
しっかり対策していきましょう!

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2021.08.20

みなさん、こんにちは!
前回に引き続き2022年から全面導入がはじまる、
高校生の学習指導要領と新しい教科書についてです。

これまでのおさらい
~概要編
~国語編~

今回は数学編です。
文系・理系学生で、学習の内容に大きな変化がありそうです。
それではどのように変わったのか、詳しく見ていきましょう!


~目次~

第1回 概要編
第2回 国語編 

第3回 数学編
・数学Cの復活
・統計学を強化


第4回 英語編

数学

参考:文部科学省【数学編 理数編】高等学校学習指導要領 p10より

数学Cの復活

今回の改定で最も大きな変更点が、数学Cの復活です。
現行の「数学Ⅲ」(平面上の曲線と複素数平面)、「数学B」(ベクトル)、
「数学活用」の内容の一部を移行して「数学C」に移行します。

2022年度より実施の新課程では、再び数学ⅠAⅡBⅢCの6分野構成に戻り、
現行課程では数学Bにある「ベクトル」および数学Ⅲにある「複素数平面」「式と曲線」が
新課程の数学Cに移行します。
これに伴い、ベクトルは文系の学生のほとんどが学ばなくなってしまい、
理系学生のみが学ぶ
こととなります。

統計学を強化

数学は全体的に統計学を強化していくようです。
これまで必須学習単元となっていた「データの分析」に加えて、
数学Bではほとんど入試の出題範囲からは外れていた「確率分布と統計的な推測」が数学Bで必須化されます。

昨今の統計学や機械学習、ビッグデータ活用への関心の高まりとあいまって、
社会の中にある事象を数学的に考察する力をつけようとする狙いがあるようです。

 まとめ
・数学Cの復活
・技術革新を見据え統計学を強化し、数学的考察力を高めていく
・ベクトルは理系学生のみ学ぶ

いかがでしたでしょうか。
次回、英語編が最後となります。どうぞお楽しみに!

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2021.08.19

みなさん、こんにちは!
前回に引き続き2022年から全面導入がはじまる、
高校生の学習指導要領と新しい教科書についてです。
前回のおさらいは~概要編~から。

今回は国語編です。
来年度の高校生の教科書改訂で、
学習内容が特に変化したのが国語と言われています。
早速どのように変わったのか、詳しく見ていきましょう!


~目次~

第1回 概要編

第2回 国語編 
・新設される3科目
・ 「読む」から「話す」「書く」へ


第3回 数学編  
第4回 英語編
国語

参考:文部科学省【国語編】高等学校学習指導要領  p11より

新設される3科目

現代の国語
言語文化
古典探求

【廃止】
国語総合
古典A 古典B

「読む」から「話す」「書く」へ

国語のもう一つの大きな変化が、
これまでの「読む」学習から、「話す」「書く」学習に移行することです。

「現代の国語」は1年生で履修することが想定され、
論理的な文章や実用的な文章を扱います。
また、2年次以降に想定されている「論理国語」はその名の通り、
論理的な文章や実用的な文章が想定されています。
そのため、この二つは現代文の中でも「論理性」の高い科目であり、
そこに「書く」時間が大幅に割かれていることになります。

その背景には、急速に情報化が進展する社会において、
様々な媒体の中から必要な情報を取り出したり、
情報同士の関係を分かりやすく整理したり、
発信したい情報を様々な手段で表現したりする力を
高めていく狙いがあるようです。


まとめ
・「現代の国語」、「言語文化」、「古典探求」の3科目の新設
・「読む」から「話す」「書く」へ学習内容が移行
・情報の収集力、処理力、表現力を強化

いかがでしたでしょうか。
時代のニーズに合わせて、学習内容が変化していることが読み取れます。
次回は数学編をお送りいたします。どうぞお楽しみに!

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