南浦和教室のメッセージ
【高校受験 大谷場中】認めて信じて合格。(1対2個別指導の学習塾 城南コベッツ南浦和教室)
2024.03.01
みなさんこんにちは!!!
私は大学野球のアンパイア(審判員)をやっているのですがのこのまえある大学さんに行った際、「吉田さん、今の大学生はね、怒ったらひたすらに落ち込んでいくから逆効果なんだよ。今の子はね、ほめるんじゃなくて、おこるんじゃなくて、認めてあげるんよ。」という言葉を大学野球では有名な監督さんに教えていただき、はっとした教室長の吉田です。
どんな生徒でも、どんな事情を持っていても、その子には必ず「長所」があります。そこを見つけて認めてリスペクトして、そのうえで苦手な部分を一緒に解決していく。そんな先生になりたいものだと常々思います。まだまだ人間を磨かねば・・・
さて今回は、つい先日、学校選択問題の高校に合格した中3受験生、Aくん(仮)の話をします。
・うちの子、難しいから、、、
・家だと何言っても勉強してくれないんです、、
・学校の先生と相性悪くて、、
そんな勉強に少し手の焼いている生徒さんをお持ちの保護者の方、ぜひ参考にしていただければと思います。
Aくんは友人関係に恵まれ、いつも輪の中心にいるような明るい生徒です。言動が少し特徴的なのとモノマネが得意なこと、あとは何より度胸が据わっているので、塾でも確信犯的に遅刻してきたり宿題をやってこなくていつも居残りさせられたり、先生の前でモノマネをしてひんしゅくを買ったり、、、そうなんです、生き方がちょっと不器用なんです。
そんな彼なので、ほめられるより圧倒的に指摘されたり怒られることの方が多く・・・いつしか彼の中で「怒られてもすりぬければいいや」ということで、どうやってその場をすり抜けるのかを考えるずる賢い人間になってしまったのでした。
父母は注意はするもののどうすることもできず・・・
そこで秋のある日、事件が起きます。私たちは北辰前に北辰過去問演習といって中3全員で過去問題を解きます(全員過去問購入いただきその冊子を行っています)が、時間になっても彼が来ません。電話をしたら彼の母が、「先生、息子がそんな過去問やっても意味ないって言ってるんです。学校の宿題のほうが先だって。昨日やる時間あったのに行きたくないこじつけですよ・・・」それに対して、今までの行動から彼がただ逃げているだけなのは明確だったので、私が少し強めに本人に電話で指摘をします。
「逃げんなよ。宿題やってないのって、昨日1日勉強できたのに塾に来てやらないAくんが悪いでしょ。それを塾のせいみたくしてお母さんに言ってもらうなんてどんだけずるい人間なのさ!」
私も言い過ぎちゃったな・・・と反省しています。私自身も、事実を突きつけて反骨心に期待していた部分はありました。ただそこからA君は予想外の行動に・・・
「なんだよあいつ。」
そう言って母に逆切れし、自分の部屋から出てこなくなったんです。反骨心ではなく、むしろ落ち込んでしまったのでした。今の世代の相対的な特徴として、コンプライアンスとか情報リテラシーとかを大人に突きつければ大人は強くでれないと足元をみて、強く言われたり指摘されることに慣れていないんです。ですのでうまくやろうとしたのができなくてパニックになってしまったんでしょう。そのあとしっかりきて受験したので、自分ではわかっていたんですね。。。
(北辰過去問演習では先生が分からないところの解説をするので個人個人で対応しています。今回の担当は田中先生。先生わかりません~と生徒を順番に回って質問対応してもらいました!)
私も言い過ぎてしまったと反省したと同時に、ただこのままではいけないと思い、早速次の行動に出ます。
「A君を一切怒らない、指摘しない、注意はしないでいいところだけひたすら言ってあげよう。」
そう講師に伝え、塾全員で宿題をやってこなくても同情して指摘はしない、進路についても行きたいところに行こう!といって本人の意思を尊重してこちらからは何もしないで本人にゆだねる。先生を固定して、本人が話しやすい環境を作ってあげる。。。などを具体的には行いました。
そしたら・・・
1か月したころから変化が見えます。宿題はもちろんしっかりやってくるし、自分から私に、「先生、どうすれば内申あがりますか」などと聞いてきたり、「俺ライブどうしても行きたいから、授業〇曜日に移してほしいです。その代わりその分を〇曜日と✕曜日に自習にきます」などと自発的な姿勢が見えてきたんです。
今までは人の目を気にしてうまくすり抜けようとしていたA君が、自分と向き合いだしました。結果今回の9月以降の北辰は、3科、5科とも偏差値が60.0 OVER。じわじわとですが伸びてきています。
(○○が心配で来てしまいました・・・なんていって講師がお休みにも関わらず自習の先生として来てしまうくらい、受験生は関係性を作るよう先生配置を行っています。もちろん、中1・中2の信頼関係の積み上げがあってこそです)
これで自分で進路を決定し、結果として合格を勝ち取ることができました。勉強の成績以上に、人間的な成長が大きく見られた瞬間でした。
前書きの大学野球の監督の話に戻りますが、本人を信じてあげる、認めてあげていいところを探してあげるってこんなにも大切なんだなと気づきました。もちろん、叱らなければいけない時や、中学生なのでごまかしているときにはしっかり指摘をしなければいけません。ただ、それ以上に生徒のいいところ、頑張っているところにしっかりコミットしてマイナスを指摘するだけではなくいいところを認めてあげること、これが今の世代の子には必要不可欠ですね。
個別指導の先生にあるべき姿は、「この先生、ごまかしきかないけど信頼できるな」って思われる先生だと考えています。正直に言うと、私たちスタッフ一同、これを完璧に体現しています!という自信はありません。特に私なんか、実際A君をさらに落ち込ませてしまったので・・・ただ、生徒のいいところをしっかり見て、理想の個別指導の先生になろうと努力をしています。だからこそ、「○○頑張ってるので日曜きていいですか!?」「なんか○○くん、最近勉強に身が入ってなくて、どう声掛けしたらいいですかね」なんで自発的な声が講師から出るのかなって思っています。日々私も勉強しながら、一緒に生徒と成長していきます!
結論言うと、誰一人見放したり適当な対応をしませんので、「うちの子、曲者だから」「問題児・・・」という生徒でもなんとかしようとします!お気軽にご連絡ください!スタッフ一同、お待ちしています!!!
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