城南コベッツ赤羽南教室

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赤羽南教室のメッセージ

【閲注シリーズ③】塾って教育業?サービス業?

2024.02.23

こんにちは。
今回は閲覧注意シリーズ、題して【閲注シリーズ】の第3弾です。


この閲覧注意シリーズとは、私が日頃感じている社会の問題点等について、個人的な意見を述べるブログです。
内容によってはご不快感を覚える方もいらっしゃるかと思い、閲覧注意としております。


幸いにも理解の深い読者の方々のお陰で、今日までクレーム等のお話は来ておりません。
本日の内容もかなり際どいことをつっつくので、予めご了承いただける方のみご覧いただければと存じます。







「塾って、サービス業でしょうか?教育業なんでしょうか?」

学校の教育現場でも、教師がサービス業化していると言われて久しい昨今ですが、皆様いかがお感じになっておりますでしょうか?




私の知っている、予備校経営者からの話を例に取り挙げます。
↓ ↓ ↓
以下は、とある予備校のクレーム窓口に寄せられたクレームです。

A. 『子どものやる気が削がれるから、勉強しろしろと言わないでほしい』
B. 『受付から笑い声が聞こえてきてうるさい』


私はこの話を聞いたとき、二の句が告げませんでした。

一体このクレームを寄越した人たちは、何がしたくて予備校に通っているのでしょうか?
自分は、誰にも一切の迷惑をかけずに生きているというのでしょうか?




まずAの『勉強しろしろと言わないで』ということですが、逆に塾や予備校で、他に何を言えば良いというのでしょうか?
生徒に学習環境を与え、偏差値を伸ばすのが、予備校の仕事です。

その予備校で、学習量が足りていない生徒や、今のままでは目標に到達しないと予測される生徒に、手遅れになる前に勉強のペースを早めてもらおうという意図があっての声掛けです。れっきとした塾・予備校の仕事の一環です。
それを辞めてほしいとお願いするなら、自分が予備校を辞めればいいだけの話です。

子どもは誰からも急かされることなく、自由にのびのび勉強すればいいじゃないですか。
予備校に在籍しながら、不十分な勉強を続けられても、予備校側にとっては迷惑な話だと思いますが。
成績は伸びないし、本人は変わろうとする気がないんですから。






では次にBの『受付の笑い声がうるさい』の件ですが、ひどいですよね。

誰だって、校舎に入ったら明るく迎えられたいじゃないですか。
明るい笑顔と、元気な声で挨拶されたら、「今日も勉強頑張ろう!」ってなるじゃないですか。

予備校となれば生徒も多いんだから、授業に来る生徒も、自習に来る生徒もたくさんいる。
受付を通る人の数が多いのは当然です。

そして受付スタッフと会話だってあります。
勉強の話かもしれないし、友人や時には恋愛相談をする生徒もいるかも知れない。
そうやって予備校のスタッフと絆を深めて、一緒に大学受験に向けて頑張っていくってもんなんです。
うるさいなんて、言えたもんじゃないです。




上記以外にも、まだまだ開いた口が塞がらないようなクレームは毎月たくさん送られてくるみたいです。
この話は予備校だけにとどまりません。

私の知り合いの学校長は、

『学校は完璧にサービス業化したよ。』
『あなたの所では、頑張って今のままのスタイルを貫いてね。応援してるよ。』

と、ここまではっきりと学校のサービス業化を言い切ってしまうのです。





もともと教育業であるものが、サービス業化していくとどうなるか分かりますか?

それってつまり、生徒がお客様になるってことです。

生徒がお客様になると、どうなるか?

大人の言うことをどんどん聞かなくなります。


教育業界における大人とは、教師のことです。
教師の言うことが聞けないということは、授業の内容が頭を素通りしていくようになるってことです。
だって、自分がしたいと思ったことをさせてもらうのが、サービス業におけるお客様の在り方ですから。

「聴きたい、学びたい、吸収したい」と思って臨むから、ようやく難しい内容が頭に入ってくるのです。
教えてもらおうというスタンスを取っている生徒は、何年浪人しても受かりません。


お客様化した生徒は、授業も聞かなければ、勉強に関するアドバイスを聞いても納得できないからやらない。
目の前の大人が教えてくる内容よりも、自分のやり方の方が自分に合っていると思うから、取り入れようとしません。


こうやって自分の首を知らずに締めているのに、それについて誰からも教えてもらえません。
だってお客様に注意をしたら、気分を害してしまうから。
万が一怒らせたら、クレームが寄せられるから。
満足のいくように、それなりに対応しておくのが無難だと誰でも考えてしまいます。当然のことです。





ただそれではやっぱり生徒本人は不幸以外の何物でもありません。
まだその事実を知らないだけ、現実が分かっていないだけの子どもには、なんとか社会の基本というものを教えてあげたい。

私はそう思うのです。

だからちょっと怖がられようが、真剣に伝えます。
間違った考えのまま、勘違い野郎のまま大人になると、後でどんなに苦しむか。
どんなに手痛いしっぺ返しに遭うか。

あの時、あの人に言うこと聞いていたらとどれだけ後悔するか。



だから、ウチの教室では「人間的成長」を目標に掲げるんです。

社会に出る前に、お金を払っているうちに、まともな人間にならないと。
お金を貰う立場になった途端、誰も相手にしてくれなくなる。
バカとも言ってもらえない、ただ無視されるだけ。
(by  代々木ゼミナール数学予備校講師 荻野暢也先生

誰にもそんな思いをしてもらいたくない。
せめてウチに通う生徒たちには、社会人になる時 全員まともな大人になっていてほしい。
その準備となる学びをこの教室で得てほしいと日々強く願っております。



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城南コベッツ赤羽南教室
~人間的成長なくして学力の成長なし~

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Mail: covez_akabaneminami@johnan.co.jp
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