城南コベッツ赤羽南教室

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赤羽南教室のメッセージ

【受験指導】大学進学で重要なのは、いかに"3"を取らないか|<大学受験><推薦指導>

2024.03.08

皆さんこんにちは。
城南コベッツ赤羽南教室です。

前回は新高校1年生(中高一貫校の新中学1年生)向けに、大学入試のための心得をお伝えしました。



内容をまとめると、、、
現在の大学入試において「推薦受験」はもはや主流となりつつあり、推薦対策は全大学受験生の課題である。
(私立大学では5人に3人が推薦で合格している)

推薦受験の方式は「学校型推薦選抜」と「総合型選抜」の2種類あり、どちらも「評定平均値(内申点)」が重要。この評定平均値は、高1時点のものから見られるため、入学直後から好成績を取り続ける必要がある。

入学後すぐの第1回定期試験で高得点を取りましょう、という内容でした。




前回の内容を踏まえて改めてお伝えしたいのは、皆さんが大学受験をする頃には、
『推薦型の入試がスタンダードで、それが受けられない人が、少ない枠の一般入試にチャレンジする』という時代になっているということです。(予測値では、大学入試全体の65%が推薦)

本日は「評定平均値」の重要性について、よりご理解いただけるよう現実感のある数字をご提示したいと思います。

こちらをご覧ください。
(画像をクリックすると大きく表示できます)

3.5評定平均データ.png
上記の例は「文系科目は4、理系科目は3」という典型的な文系生徒の取る成績です。
(技能科目は4と3で平均的な値です)

大学入試の推薦受験では、
「高1の3学期」「高2の3学期」「高3の1学期」の成績を使います。



この場合、高1と高2の時の評定平均は3.5となります。
この成績は、一般的な推薦入試の基準値である"3.8"に届きません。

高3では理系科目が授業から無くなり3.8となりますが、3年間の平均で見ると3.6となり、推薦入試には不十分となります。(基準の低い大学であれば出願できます)

高1、高2の成績が上記だとして、高3から生まれ変わったように頑張った場合。
仮に、高3の1学期に体育と情報以外の科目で全て5を取って、やっと評定平均3.8に達します。
これでようやく一般的な推薦入試にチャレンジできる土俵に立てるのです。
(他の生徒も本腰を入れるので、高3からこれだけ成績を上げるのは非現実的です)




高3時点でこの現実に気がついても、手遅れとなってしまいますが、そもそも高1、高2の時点でどうしていれば良かったのでしょうか?
最大の問題は、数学・理科(理系科目)で成績が取れなかったことです。
この例では、高1と高2における理系科目の成績が全て3です。
これが3→4になると、高3の成績は上記のままでも、評定平均3.8になります。



つまり、大学入試では
『成績で"3"を取らないようにすること』重要ということです。


高校1、2年生の時の成績が足かせになって推薦を受けられない!ということが起きる可能性を考えて、高校が決まったばかりの皆さんも気を緩ませすぎず、高校のスタートを頑張ってほしいと思います。




高校の成績で押さえておくべきポイント

成績で3を取らないようにする必要性については、よくお分かりいただけたと思います。
けれども、中学から高校へ進学した際に注意すべき事柄があるので、それをお伝えさせていただきます。



まず、あなたが中学生の時「成績は4と3が半々くらい」だったとしましょう。

同じ中学校には「ほとんどオール5で、よく勉強ができる人」も「成績は2ばかりで、1もある人」もどちらもいたはずです。中学校までは、非常に学力レベルの差が広かったのです。

下記の資料をご覧ください。
(画像をクリックすると大きく表示できます)
3.5中学までの集団.png


ところが高校では、みんな自分と同じレベルの学力の人が集まっています。
自分と同じ高校にいる人は、みんな「中学の成績は4と3が半々だった人」たちなのです。

つまり、高校に入学した時点から、
「少し頑張ると、トップクラスの成績」が取れますが、「気を抜いて勉強をサボると、一気に100人単位の人数に抜かれて最下層」の生徒になってしまうのです。


ところが怖いのはここからです。

なんと、高校入学後の最初の定期試験の結果で、
自分の学年順位はほとんど3年間、そこから動かないのです。




「え?同じ学力の人たちが集まっているんだから、順位もコロコロ変わるんじゃないの?」
と思ったかもしれませんが、実は本当に、順位はほとんど動きません。

それは一体、なぜなのか?
もし自分が高校入学後に手を抜いて、勉強をサボったまま定期試験を受け、ほとんどの科目が平均点を下回ったとしましょう。

そうすると初回の定期試験の結果を受けて、クラス内で自分が「平均点より点数が低い人」という認識が自他ともに定着してしまうのです。

クラスメートに「平均点を下回る人」と一度認識されると、そういうものだという前提でコミュニケーションを取ることになります。クラスメートも、自分も、教師も、その1回目の定期試験結果に応じた立ち位置を前提として、人間関係を築くのです。



逆にクラス順位が1位であれば、「クラスで一番 勉強ができる人」という認識が広がり、みんなから、そういう人だという扱いを受けます。

こちらは想像しやすいですよね?
当然次回も好成績を残そうと、必死になって勉強に励むでしょう。



一度目のテストで、多くの科目が平均点を下回った自分は、『クラスのみんなの方が、自分より勉強ができるんだ』と無意識に思います。
友人関係も、「勉強する集団」とは何となく距離ができて、「勉強しない集団」が居心地良くなっていきます。

すると次回の定期試験も、今回と同じくらいか、それより勉強しないで臨みます。
これはなぜかと言えば、「勉強を本気で頑張っていないから、点数がそんなに高くない」という自分に対する理由づくりをするためです。




こうやって、高校入学後の第1回目の定期試験の結果が出てからは、順位の変動はなくなるのです。

これは法則というか、ほとんど絶対的な傾向というのか、どの学校でも起きていることです。
これを覆して大幅に順位を上げるというのは、並大抵のことではありません。



以上のことを踏まえ、本当に本当に本当に、
初回の定期試験で点数を取ることを意識してください!




城南コベッツ赤羽南教室は、
『中高一貫校の中学生』と『高校生』を募集対象とする塾です。

全学年の生徒に対して「大学入試」を意識した学習指導を行っております。
今回お伝えしたような、推薦対策のために高校1年生からやるべきことを全員に伝え、そのためのアプローチとして、「いつまでに、何をする」という具体的な目標を示しています。


私たちは、教室は小さな個別指導塾ですが、
大学入試の指導においては、大学受験予備校にも引けを取らない知識と指導力があると自負しております。


「大学入試についてよく知らないから相談したい」といった場合でも大丈夫です。
是非、お困り事がある方は、お問い合わせください!





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