城南コベッツ京成中山教室

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京成中山教室のメッセージ

千葉県公立高校入試まで 25日!~直前対策はこうやる~

2023.01.27

本日を迎え、千葉県公立高校入試まで25日となりました。

今回は、直前対策の具体的なやり方についてです。

敵を知り己を知れば百戦危うからず・・・孫子の兵法の中でも最も有名と言って過言ではない言葉です。

受験も一種の戦いですので、敵(千葉県公立高校入試の傾向)を知り、己(自分自身が何が苦手で何が得意でどの単元がやりにくいのか)を知れば、100回戦っても勝てるぞ!ということです。


【最初に傾向について】

これは「千葉県」に限らずとして捉えてほしいのですが、やはり当教室で何度も何度もブログに書いてきた新学習指導要領をよく知っておくことがベースになると思います。

何と言っても今は、共通テストの傾向も相俟って「思考力・判断力・表現力」を問う問題をいかに料理していくか!です。

これ、ざっくりとして言い方で恐縮ですが、それを紐解くのに一番手早く出来るのが、過去問です。

本屋さんに売っている一番最新の「千葉県公立高校 過去問」は皆さんお持ちですよね。

千葉県公立高校過去問2023年度用.jpg ← これです。


これは「声の教育社」が出しているもので、一番学習しやすいと感じております。
解説がしっかりしているので、解いたあとのケアもしやすいです。


特に国語は、記号選択問題であっても「なぜ、その答えになるのか」をよく解説を読んで納得を得るようにしましょう。

また、古文などは、訳もありますし、

千葉県独特の放送問題とか、10行作文についての例もしっかりとあるため、学習がしやすいはずです。

他、英語や数学、理社においても、解答後にただ単に〇つけをして、次に進むのではなく、解説をガッツリ読むことを強くお勧めします。


ただし、これ過去4年分の掲載ですので、

過去8~12年分ぐらい解いたほうがいいでしょう。その際は、bookoff などでも探すとけっこうありますので、是非ゲットしておくといいでしょう。

ちなみに城南コベッツ京成中山教室は、今年度受験生が多くなりそうです。

一応私たちのグループでは、過去問は夏前(夏)には入手するように保護者様にも打診しております。

過去問に入るタイミング、過去問の問題を解いてみるタイミングとして、早い生徒さんでしたら、夏から入ってしまうからです。
もちろん、当方は個別指導教室ですので、生徒さんの学習進捗に照らし合わせて、過去問をやるタイミングを個別に対応して参りますので、その点はご安心ください。


早すぎてもよくないし、遅すぎてもよくない・・・ということです。


千葉県の問題で、教科ごとによく言われる内容を簡単に記載しておきます。

【国語】・・・とにかく文量が多いです。従って時間切れになる生徒さんが多く、作文まで手が回らないという声もよく聞きます。
時間配分がとても重要ということです。
普段から文章を読み慣れている生徒さんと、そうではない生徒さんでは学習法は異なってきます。
作文をカットするのは、私的にはもったいないと思います。12点分の配点があるため、ここをカットすると必然的に他が満点でも88点となります。

作文は減点方式で条件を守っているか否かとか、主旨に合っているかどうか、誤字脱字などが減点されていき、最終点数が確定します。

しかしながら、作文の形式が10行作文で、条件付き自由作文である以上、練習すればしっかりと文章が書けるようになりますので、点数化していきましょう。

あとは読解は超オススメのテキストがありますので、
練習を積めば、偏差値を楽に上げることが出来ます。


【英語】・・・長文の長文化というのは、共通テストと同様の流れかもしれませんが、千葉県公立高校の長文問題は、対話文読解、通常の読解、図や表、グラフなどが出てくる読解と3種類あります。
着手する順番としては、対話文読解がやりやすいと思います。
読解は、文法知識とか単語知識がある程度会得されていないと、読み飛ばしとかも出てきますし、正しい内容理解が出来ない可能性があるため、これも練習が必須です。

文法が完璧、単語も完璧、だとしても読解の練習は必ずやりましょう。

リスニング問題よりもそれ以降の問題に対しての傾向分析をして文法、単語、読解の3つのテーマでガッツリ学習していくと吉だと思います。


【数学】・・・数学は過去10年と遡ってみても最も難問が出やすい傾向にあります。平均点が5割を切る確率が一番高いのが数学です。
また、去年から思い切り傾向変化したため、基礎問題で稼げる点数が少し減りました。
そのため、大問2~4の対策がすこぶる重要であると言えます。

確実に(100%)と言えるかどうかはわかりませんが、

証明と関数は出るので、ここを押さえておかないと、大問3と4が壊滅します。
去年はまさかの一次関数主体のラスト問題で難儀した生徒さんも多かったはずです。

去年の変化についてはよく研究すべきだと思います。
あと、追加で登場した単元は出やすいです。


【理科】・・・過去年度をずっと紐解いていくと、比較的標準的問題が多いのが理科です。なにこれ?というタイプの出題も過去ありましたが、総じて言うと標準的出題が多いです。
ですから、ワーク形式の問題集で信頼できるものを繰り返し演習していくのが最も理科の点数に繋がりやすいです。

理科はご存じのとおり、単元数はかなり多いです。
分野にわければ、物理、化学、生物、地学がそれぞれほぼ均等に出題されます。
小問集合と大問で分けてもだいたい均等です。
ですから、何かが苦手で未着手、、、ということがないようにしたほうが良いでしょう。

あと、全国傾向として出やすいのは、電流・磁界です。過去をずっと追っていくと、この単元がもっとも出題されます。
あとは、イオンとか運動とエネルギーとか、光音力など、中学生がここが苦手だ!という声が多い単元は出やすいです。

【社会】・・・ちょっと前までは大問1に千葉県にまつわる問題が登場して、それが千葉県問題の特徴の一つでもあったのですが、やはり少し傾向変化しています。
でも過年度、受験生たちに聞いてみて「やりにくい」「わからなかった」というのは、歴史の並べ替え問題です。
千葉県公立高校向けの歴史の学習では一問一答的な学習だと立ちいかない場合があります。もっと大きな流れを捉えていく必要があるため、まずは教科書をしっかりと通読、精読していきながら、ワーク形式の問題集で重要語句を押さえつつ、別個、土地制度史や文化史や、政治史、税制などの遷り変わりなどを大きな視点で捉えておくことが重要です。

地理は圧倒的に資料問題が多いので、学校で配布される資料集を傍らに置きながらの学習が良いでしょう。
公民はとにかく語句を覚えたもん勝ち!です。登場する重要語句が多いので、覚えきるまで練習しましょう。その際は一問一答のような問題集でもOKです。

また千葉県は公民の近現代でいえば、より現代に近い内容も出題してきます。
直近1~2年の時事問題になりそうなものもピックアップしていくとよいでしょう。


上記したような内容を傾向をはかりながら進めていくのに、過去問を使うわけですが、皆さんが、受験されている進学研究会のVもぎとか、総進図書のSもぎの解き直しもすごくいいですよ!

ご存じですか、過去、何度かVもぎと同じ問題が千葉県入試で出題されているという事実を。


え?と思うかもしれませんが、事実です。

模試の解き直しをしている人たちにとっては、「おお~ サービス問題!」となったことでしょう。

あとは、私たちがよく使う問題集として千葉県の傾向をよく研究して作られた問題集があるのですね。

これも社会で、同じ問題が出ていたことがあります。


普段使う武器となる問題集や過去問、そして会場模試は、解いて終わりだともったない!ということが上記の例でもわかりますよね。



【だから新問題を追いかけまくる学習はあまり賛成できない】


私、11年この業務に携わっておりますが、後半にかけて「おい、マジか!」ぐらいに伸びあがる生徒さんと、

「ん?ちょっと修正しないとまずいかも」と感じる生徒さん、がいます。


端的に言います。


伸びあがる生徒さんは、繰り返し学習を主体として問題集1冊をボロボロになるまでやるタイプ。


修正が必要と感じる生徒さんは、新規の問題を追い求め解いていないと不安という状況になってしまうタイプ。


これ、意外だなと思う方も多いかもしれませんが、

でも11年の中での自分の経験ではこれがすごく心に残っていて、毎年この2つのタイプの生徒さんが登場して、結果がすこぶる繰り返し学習型に圧倒的軍配が上がっているので、いまは否定もしない(できない)内容となっております。


次つぎと新規問題を追うやり方よりも一冊の問題集を解いたなかでまだ完璧じゃない部分をトライして、しっかりと仕上げていくやり方のほうが実力養成に繋がるという確信があります。

応用は無限

基礎は有限です。


無限にある応用を追い求めてしまうとなかなか逃れることが出来ない恐怖にかられてしまいますし、教科は1つではなく5教科ですので、全体のレベルを毎日上げていくためには、繰り返し学習で一冊の問題集をパーフェクトになるまでやるほうが効果がスゴイです!!