城南コベッツ南流山教室

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南流山教室のメッセージ

■問われる「思考力」。......思考力って、ナニ?  

2023.01.05

令和5年の幕が開けました。

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

まずは新年のご挨拶から入った今回ですが、共通テストがもう目の前ですね。受験生のみなさんも、追い込みに必死な時期です。我々講師陣も、一人でも多くの受験生が合格できるよう、指導を行ってまいります。


 さて、今回が三度目となる共通テストですが、今年も去年とそれほど変わらず、知識を問う問題が約半分、もう半分が思考力、応用力を試す問題が出題される見込みです。

 
 この「思考力」「応用力」って、どういう力を指すのでしょうか?


もちろん、実際に受験問題に触れている生徒さんは体感としてなんとなくわかっているとは思います。しかし、小学生、中学生のみなさんや、保護者の方は、なかなかピン来ない方もいらっしゃるかもしれません。


元々、学習指導要領に「思考力・判断力・表現力等」という言葉が頻出し、それらを問う問題の比率を増やしていこうというのが、センター試験から、共通テストに移行した要因のひとつでもあります。また、その際の指導要領には、『「生きる力」という理念』というワードも登場します。


生きる力。すなわち生活していくのに必要なこと。ただ知っていること(知識)を、日々の生活に活かしていくこと。これが応用力だと思います。


 ――と、言っても、やはりピンとこない方が多いのではないでしょうか? 現代の日本では、それほどに知識と、実生活との間には溝がある状態になってしまっています。なので、知識を活かす、と言っても、どの知識を実生活のどこで活かせばいいのかわからなくなってしまうのです。さらに、教育する側が、知識ばかりを教えることに夢中になるあまり、このような「応用力」を伸ばすような教え方をしてこなかったからでもあります。

 
 では、どうすれば「応用力」がつくのか。「応用力」は、いわば実生活の問題に、「知識」から考えを発展させて答えを出すことです。

そして、実生活の問いの答え――とまではいかなくとも、「知識」から、考えを発展させるのに必要な力があります。これが「思考力」です。

 「思考力」を伸ばすことは、「応用力」をつけるより簡単で、かつなにか「知識」を得るたびに、どんな小さな子でも伸ばすチャンスがあります。

 「知識」を学んだときに、頭の中でこう続ければいいのです。「なぜ?」。これが、思考力をつける第一歩です。


子育て中、もしくは経験済の親御さんであれば思い出されたかもしれません。子供には、成長段階として、「なぜなぜ期」があることを。実は、この「なぜなぜ期」こそ、「思考」のはじまりなのです。この時期に、適当にあしらわれたり、「なぜ?」を拒否されたりすると、思考力は伸びていきづらいです。一緒に考えたり、わかりやすく答えを聞いたりして、ポジティブな体験をすることで、「思考力」は伸びていきます。

 
しかし、幼少期にせっかく「思考力」が萌芽しても、現行の学校教育では、教えられたことに対する「なぜ?」は授業を妨げるとみなされ、あしらわれてしまうことがほとんどです。また、学校教育では正解か不正解かを判定されるだけであり、「なぜこうなるんだろう?」というような答えのない問いは深堀されることはありません。これが、日本人の思考力が低下していると言われている所以(ゆえん)です。ところが、その軽視されているはずの「思考力」が、大学入試で突如として必要とされるようになりました。

 
ご家庭でも、お子さんの「なぜ?」を大切になさってください。また、お子さんの「なぜ?」に上手い回答ができる自信のない親御さん、また、学校に入ってめっきり「なぜ?」を発しなくなったお子さんを持つ親御さんは、ぜひ我々城南コベッツをお訪ねください。知識と思考力、応用力を伸ばすカリキュラムをご用意して、お待ちしています。