城南コベッツ横浜六浦教室

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覚えておきたい慣用句(30・再)~選挙用語編

2022.07.05

7月10日(日)は、第26回参議院議員通常選挙の投票日です。
今日は選挙報道でよく使われる3つの効果についてまとめてみました。

①アナウンスメント効果(=announcement effect)
マスメディアによる選挙予測報道が有権者の投票行動に影響を与えること。
ある候補者の圧倒的優勢が報じられると、支持者は安心して、投票に行くことを
やめるかもしれません。逆に、支持する候補者の苦戦が伝えられると、
支持者は投票所に向かいます。また、優勢が伝えられると陣営の士気が緩み、
苦戦が伝えられると陣営が引き締まります。さらに全国的な議席獲得予想が、
有権者の投票行動に影響を与えることもあるのです。
マスメディアの報道は、経済活動に関しても行動を変化させることがあります。

②バンドワゴン効果(=bandwagon effect)
多くの人々が支持しているものに対して、残りの人々からも支持が
高くなりやすい現象のことです。これは、「世の中の流行に乗り遅れたくない」
「勝ち馬に乗っておきたい」という人間の心理から起こるものです。
バンドワゴン(=音楽隊)の後に続いて歩く人達が、どんどん増えていく。
パレードなどで、そのような光景がよく見られます。そこから転じて、
バンドワゴンには、「時流に乗っている側」「政党や主義などで人気のある側」
という意味があります。

③アンダードッグ効果(=underdog effect)
バンドワゴン効果の反対です。選挙前の予測で不利とされた候補者に
「判官(ほうがん)びいき」で票が集まり、選挙の結果は逆に勝つという、
選挙予測の効果のことです。以前日本ではアンダードッグを「負け犬」と直訳し、
負け犬効果と用いられたこともありましたが、意味を誤って伝える可能性も
あるので「判官びいき効果」と訳されるようになった経緯があります。
※判官びいきとは、薄幸の九郎判官義経(=源義経)に同情し愛惜する意から
不遇な者、弱い者に同情し肩を持つこと。また、その感情のことをいいます。

※この記事は昨年10年21日に書いたもののリライトです。