城南コベッツ横浜六浦教室

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覚えておきたい慣用句(38)~辰年編

2023.12.27

2024年は十干十二支(=じっかんじゅうにし)で「甲辰(きのえ・たつ)」
十二支で5番目の「辰(=たつ)年」です。古代中国で成立した十二支は
もともと動物とは関係なく、方位や季節ごとに農作物の生長を表現する漢字
(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)が定められました。
動物名(鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊・猿・鶏・犬・猪)は、
庶民に親しみやすいように後からあてられて成立したのです。
2024年の干支「甲辰」を「陰陽五行思想」で読み解くと、
「春の日差しが、あまねく成長を助ける年」になるようです。

「たつ」は「龍」とも書きますが、これは空想上の動物「ドラゴン(=dragon)」です。
ここでは「龍」「竜」を使った慣用句を3つ(4つ)ご紹介します。

1.登龍門(=登竜門、とうりゅうもん)
「竜門」は中国の黄河中流の急流です。ここを登った鯉は竜になるという言い伝えから、
困難であるが、そこを突破すれば立身出世できる関門の意、また運命を決める大切な試験のこと。
出典:後漢書「李膺(=りよう)伝」
「膺は声明をもって自らを高しとす。士有り、その容接を被る者は、名付けて登龍門となす」

2.画竜点睛(=がりょうてんせい)
わずかなことであるが、それを加えることによって物事が完成、成就することのたとえ。
また、物事の最も肝要なところのたとえ。文章や話などで肝心なところに手を入れて、
全体をいっそう引き立てるたとえ。
出典:歴代名画記
訓読:「竜(りょう)を画(えがいて)睛(ひとみ)を点ず」※「晴」ではないことに注意

3.竜駒鳳雛(=りょうくほうすう)
すぐれた才能を持っている賢い少年のこと。
「竜駒」は名馬、「鳳雛」は伝説上の鳥の鳳凰のひな。中国の晋の詩人の陸雲は
幼い頃から天才と呼ばれていて、呉の大臣の呂閔鴻が陸雲を評したという言葉から。
出典:晋書「陸雲伝」

勢いのある「龍」「竜」の年、新しい目標を立ててみましょう!
決して「竜頭蛇尾」にならないように!
出典:景徳伝灯録(=けいとくでんとうろく)「惜しむべし竜頭翻(かえ)って蛇尾と成る」