城南コベッツ横浜六浦教室

民間気象会社ウェザーニューズは1日、独自の今夏（7月～9月）の暑さ予想を
発表しました。気温は広範囲で平年並みか、やや高くなり、暑い夏になりそうです。
暑さのピークは7月下旬と8月下旬で、東京五輪・パラリンピック期間と重なります。

環境省と気象庁は、熱中症予防対策に資する効果的な情報発信として、
令和2年7月から関東甲信地方で、「熱中症警戒アラート」の発表を
実施しました。令和3年4月下旬からは全国を対象に、運用を開始しています。
「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、
危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症予防行動をとるように促します。

熱中症リスクの極めて高い気象条件が予測された場合に、予防行動を
促すための広く情報発信を行うため、 発表には熱中症との相関が高い
「WBGT（暑さ指数）」を用います。

「WBGT=Wet Bulb Globe Temperature（湿球黒球温度）=暑さ指数」は、
熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。
単位は気温と同じ摂氏度（℃）で示されますが、その値は気温とは異なります。

WBGT=（暑さ指数）は人体と外気との熱のやりとり（熱収支）に着目した指標で、
人体の熱収支に与える影響の大きい①湿度、②日射・輻射（=ふくしゃ）など
周辺の熱環境、③気温の3つを取り入れた指標です。

屋外での算出式
WBGT（℃） = 0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度
屋内での算出式
WBGT（℃） = 0.7 × 湿球温度 + 0.3 × 黒球温度
WBGT（℃）が「28」を超えると、熱中症にかかりやすくなります。
蒸し暑い日は、特に注意しましょう。