城南コベッツ横浜六浦教室

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横浜六浦教室のメッセージ

「mikan屋」で「かぼちゃ屋」

2021.06.09

6/6(日)、葉山の古民家カフェ「mikan屋」(みかんや)さんで落語会がありました。

「mikan屋」さんのホームページは、こちら

https://mikanya.jimdofree.com/

演者は、令和元年、前橋若手落語家選手権準優勝の二ツ目、瀧川鯉丸さん。
演目は、「かぼちゃ屋」「阿武松(おうのまつ)」の二席でした。

「かぼちゃ屋」は、元々は「みかん屋」という上方落語の演目で、大正初年に
四代目柳家小さんが東京に持ち込んだお話しです。

「かぼちゃ屋」は、こんなお話しです。

二十歳(はたち)になっても仕事をせず、ぶらぶらと遊んでいる与太郎。
おふくろさんの頼みで八百屋のおじさんが、かぼちゃを売る世話をします。
「大きいのが13銭、小さいのが12銭が元値だ。売る時は上を見て売れ、
客のいうことに逆らわないこと」と教えられ、与太郎は「上を見て売りゃ
いいんだな」と、天秤棒をかついで初めてかばちゃを売りに出かけます。

与太郎は大通りより裏通りへ入れと言われたのを思い出し、「唐茄子屋
(=とうなすや)でござい」と路地へ入ったのはよかったのですが、前が土蔵で
袋小路で抜けられません。回ろうとしますが長屋の戸に天秤棒が引っかかって
回れません。「蔵をどけろ、路地を広げろ」なんてことを言っています。

天秤棒がガタガタとぶつかるのでうるさいと長屋から出てきた親方に、
天秤棒をおろして体を回せと言われやっと納得。さすがは与太郎。
親方にかぼちゃの値段を聞かれて、「大きいのが13銭、小さいのが12銭」と
元値を言ったところ、親方が安いと言って買ってくれました。そして与太郎が
上を向いているうちに親方は、長屋の住人に全部売ってくれました。

八百屋のおじさんは、全部売って来た与太郎に感心してほめますが、
売上を数えると元値しかありません。与太郎は、「上を見ているうちに
全部売れた」と言います。おじさんは元値で売ったと聞いて、「上を見る
ということは掛け値をする(=もうけをのせる)ことだ。そんなことで女房、
子どもが養えるか、もう一度売って来い」とかぼちゃを持たせて追い出します。

与太郎はさっきと同じ所へ来て、さっき買ったばかりという親方にもう一度
かぼちゃを売りつけます。親方は与太郎がお目出たいのが分かり、
年はいくつだと聞くと、与太郎は今年60だと言いはります。

親方「見た所は二十歳(はたち)ぐらいじゃねえか」
与太郎「元が20で、40は掛け値だ」
親方「年を掛け値するやつがあるか」