横浜六浦教室のメッセージ
神奈川県高校入試と「内申点」
2022.03.21
中学生のお子さまをもつ保護者さまへのメッセージです。
神奈川県の高校入試についてお話しします。
一昨年からの新型コロナウイルスの感染拡大は生徒さんの学習環境を大きく変えました。
明らかに生徒さんの「学校で学ぶこと」へのモチベーションを下げてしまいました。
それでも、各学期末には文部科学省が定めた新しい観点での通知表が渡されています。
高校入試を考える上で避けて通ることのできない「内申点」。神奈川県では
(制度が変わらなければという前提で)、中学2年生の後期(または3学期)の成績と
中学3年生の後期中間テスト(または2学期)の成績が使われています。
公立高校では、2年生の成績○/45、3年生の成績は全教科2倍で○/90の合計(満点は135点)、
私立高校では、(学校によって異なりますが)3年生の成績が使われています。
私立高校では、受験資格として内申点に基準点の目安を設けており、
それを満たさなければ、一部の私立高校で実施しているオープン入試を除いて
受験はおろか出願することすらできないのです。
現在2年生で(もちろん1年生でも)内申点(=通知表の成績)に不安があったら、
すぐにでも上げることを考えるべきです。新しい評価方法では「2」や「1」もつかない分、
「5」も取りづらくなっています。「オール3」では、受験できる学校が限られてきます。
とどのつまりは「内申点」、内申点さえあれば、それだけ選択肢は広がるのです。
※とどのつまり=「とど」は「結局のところ、物事の終わり、行き詰まり」といった
意味を表す言葉。「とど」とは、海獣のトドのことではなくて、成長につれ
呼び名が変わる出世魚「ボラ」のことです。
ボラは、オボコ→イナッコ→スバシリ→(イナ)ボラ→トドと
成長するにつれ名前が変化します。つまり、成長の最後に呼ばれる名前、
トドから、成長の終わりのことを「とどのつまり」となったそうです。
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