北与野教室のメッセージ
埼玉県公立高校入試攻略マニュアル~数学(通常問題)編その②『大問1⃣攻略』~
2023.01.20
皆さん、こんにちは!
教室長の戸張です。
先日お話した埼玉県公立高校入試完全攻略マニュアルを掲載してまいります。
今回は第九回「数学(通常問題)編その②」になります。
☆試験で時間が足りなくなってしまう
☆数学の勉強の仕方が分からない
☆どうしても点数が伸びない
☆何からやればいいのかわからない
このような悩みを持つ受験生は是非お読みください!
国語編→こちら(全7ページ)
英語編→こちら(全7ページ)
目次
1.数学の問題構成・基本情報 「基本問題で勝負が決まる!」
→数学編その①
2.大問1⃣攻略 小問集合 「絶対に落とさない!」
→こちらの記事
3.大問2⃣攻略 小問集合 「作図は落とさない!」
→数学編その③
4.大問3⃣攻略 文章題 「問題文をよく読む!」
→数学編その④
5.大問4⃣攻略 図形 「証明は確実に解く!」
→数学編その⑤
6.今からでもできること
→数学編その⑥
2.大問1⃣攻略 小問集合 「絶対に落とさない!」
今回は第九回、大問1⃣小問集合についてお話しようと思います!
大問1⃣は基礎的な計算や知識問題が出題されます。
昨年は全16問で構成されており、
前半の(1)~(8)は単純な計算問題
後半の(9)~(16)は図形やデータの扱いなどの知識が必要な問題
とそれぞれ分けられました。
昨年と同様の配点であれば、この大問1⃣で点数の65%、半分以上が決まります!
数学で65点以上を取れない生徒は、まず大問1⃣を完璧にすることを目指しましょう!
ではどうすれば点数を伸ばせるのでしょうか。
具体的なポイントは4つ!
①前半8問は絶対に間違えてはいけない!
前半は単純な計算問題であり、数字が違うだけで毎年ほぼ同じ問題です。
つまり解き方が分かっていれば必ず解けます。
解き方をパターン化しておき、繰り返し練習しておきましょう!
例えば昨年・一昨年であれば
(1)文字式の計算...係数部分の計算をするだけ
(2)正負の四則演算...乗法・除法を先にやる、負の乗除は符号が変わる、減法は加法に直す
(3)文字式の乗除...「①符号の判断②係数部分の計算③文字部分の計算」の3ステップ
(4)方程式...左辺に文字を含む項、右辺に数字のみの項をそれぞれ移項させて計算
(5)根号を含む計算...まず有理化を行い、あとは通常通りの計算
(6)因数分解...(x+a)(x+b)の形を作る、あとはaとbの組み合わせを探す
(7)連立方程式...xかyの係数を揃えて加減法
(8)二次方程式...解の公式を覚えておく
という問題であり、これで32点分となります。
ここで失点してしまうと、取り返すためにはより難しい問題を正解しなければなりません。
今年も同様のパターンが予想されます、解き方を確認し満点を取りましょう!
②後半は苦手をなくす!
後半は図形の角度・面積・体積、度数分布や標本調査などの小問です。
それぞれ問題自体はシンプルですが、幅広い単元から出題されます。
各単元の基礎知識と解法を確認しておきましょう。
昨年・一昨年の問題で問われた事項としては
角度...対頂角、平行線の錯角・同位角、円周角
平面図形...面積の公式、各図形の性質と条件
立体図形...表面積と体積の公式、展開図の見方
合同・相似...合同・相似条件、相似比・面積比・体積比の利用
関数...一次関数は直線で式はy=ax+b、反比例は双曲線でy=a/x、式や通る座標の求め方
確率...場合の数、確率の求め方
平方根...平方根が整数となる条件
データの活用...各用語の意味、度数分布表・四分位数・標本調査の考え方
等が挙げられます。
こうしてみるとかなり幅広い範囲から出題されることがわかると思います。
各単元の基本問題を満遍なく解き、自力で解けるようにしておきましょう。
広く知識をカバーすることが高得点への近道です!
③ケアレスミスに要注意!
大問1⃣の計算問題と大問2⃣以降の問題はほとんど配点が変わりません。(証明は除く)
ケアレスミスは一番の敵です!
時間配分に注意し、必ず見直しをするようにしましょう。
前半の8問は初めから解き直してみるくらいの余裕をもって見直し出来ると良いでしょう。
しかし限られた試験時間の中で解き直すのは中々大変です。
そこで実施していただきたいのが検算!
関数の問題であれば代入をして、答えがあっているか確認しましょう。
④最終問題は記述対策必須!
大問1⃣の最終問題はただ答えを出せばよいわけではありません。
途中式や説明を正しく書く必要があります。
記述問題はテンプレートを用意しておくと簡単になります。
例えば
①何を求めればよいのかを記述する
(それぞれの体積比を考えればよい・それぞれの長さを考えればよい...など)
②実際に計算する
③最終的な結論を述べる
(○○が最も小さくなる。よって○○が一番~だ。など)
問題自体は簡単でも、記述が上手くできずに減点されてしまうのは勿体ないです。
日々の勉強から模範解答の書き方を意識するようにしましょう!
今回の記事は以上になります。
次回は第十回、大問2⃣の攻略について掲載予定です。
それでは次の記事でお会いいたしましょう!