塚田駅前教室のメッセージ
【大学入試】受験方法をどう利用していくか。指定校推薦の変化〔高校生〕 【城南コベッツ塚田駅前教室】
2025.04.21
塚田駅前教室です。
大学入試には様々な受験方式があります。
大学入学共通テスト、総合型選抜、学校推薦型選抜(指定校、公募制)一般入試と時期や準備していくことが異なっていきます。
近年、大学入試共通テストの難化にともない、総合型や学校推薦を狙う高校生の割合6というように増えてきています。
昔なら一般入試が8割、推薦が2割となっていましたが今ではそれが逆転しました。
総合型、学校推薦には条件があり、それをクリアしていくためには高校1年生の段階から準備を始めていく必要があります。
■学校推薦型選抜
学校推薦というのは、出身高校の校長からの推薦に基づいて選抜される方式です。
・指定校推薦
・公募制
2種類の推薦があります。
出願条件はまず高校からの推薦を出してもらうこと。
推薦を出してもらう基準が定められているため、それに基づいて学校内での選考もあります。
高校での定期考査等によってつけられる「評定平均値」のほかに部活動や課外活動への参加など総合的な評価によって推薦できるかを高校側は判断していきます。
指定校推薦
大学が指定した高校の推薦枠に選ばれた生徒を対象に行われる選抜方法。
大学から割り振られる推薦枠は1校あたり1〜3名ほど。
主に私立大学で行われる選抜方法で、国公立大学ではほとんど実施されていません。
公募制
大学から出されている出願条件をクリアし、出身学校長の推薦があればどの高校の生徒でも出願が可能です。
私立大学や国公立大学で実施されており、国公立大学の推薦基準は厳しい設定がされています。
公募制では有資格者という出願条件をつけている大学もあります。
例えば国際経済や国際観光などの学部・学科では
英検のスコア1980以上、TEAP195点以上などの有資格者や
日商簿記3級、全商簿記2級以上、国内旅行取扱管理者など資格を有していること、という記載があるところもあります。
資格と調査書などによる書類選考で進んだ後、2次で小論文や面接を行う選考が多いです。
そのほかに「基礎学力」を求める大学もあります。
書類選考と基礎学力テストで選考する方法です。
実はこの「基礎学力」を求めるという傾向は増えつつあります。
大学入試の「指定校推薦」で、重要視されはじめている「学校の成績」以外の"ある数値"とは
(ダイヤモンドオンライン)
実際に上記リンクの記事を読んでいただければと思いますが
指定校推薦というのは、大学と高校双方の信頼関係によって成り立つものです。
記事にはある高校で
「難関大学の指定校推薦をとらせるために、評定平均値を高めにつけていたんです。それを何年かやっていたら、その大学からは指定校推薦が来なくなりました」(ダイヤモンドオンライン)
とあります。
また大学側からは
「うちの指定校推薦には評定平均値5.0の高校生が出願してきますが、オール5であっても基礎学力の証明にはならなくなってきています」
また大学側からは
「うちの指定校推薦には評定平均値5.0の高校生が出願してきますが、オール5であっても基礎学力の証明にはならなくなってきています」
「偏差値50台前半の高校でも評定4.6あれば十分に学力があると思ったんですが、実際にはそうではない。英語の単位を落とす生徒も多く手を焼いている」
という言葉も。
入学した後、実際の学力を大学側が知るわけですね。
推薦で英検などの有資格者の条件が増えているのは、
評定平均値を出願の要件にしても、学力の保証にはならないという考えによるもののようです。
また、推薦に模試での偏差値を必要とする場合も増えてきているとのことです。
入学後、学力や偏差値に差があると学力が低いほうの学生は授業についていけず単位を落としてしまう可能性もあることを踏まえれば、学力重視の傾向は一層増えていくことでしょう。
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城南コベッツは高校生指導も得意としています。
学校の定期考査対策のほか、大学入試への準備など計画・対策を一緒に考えていきましょう。
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