横浜六浦教室のメッセージ
参議院選挙の仕組み
2025.07.06
第27回参議院選挙通常選挙は、7月3日に公示され、7月20日投開票が行われます。
この選挙は参議院議員の半数を選ぶための選挙です。
参議院は衆議院のような解散による選挙はないため、
常に任期満了(6年)による選挙が行われることになります。
ただし、参議院議員は3年ごとに議員の半数を改選すると憲法で定められていますので、
3年に1回、定数の半分を選ぶことになります。
参議院議員の定数は248人で、うち100人が比例代表選出議員、148人が選挙区選出議員ですので、
半数改選のため通常選挙で選出される議員数は比例代表選出議員50人、選挙区選出議員74人です。
【衆議院と参議院の選挙の仕組みの違い】
衆議院選挙では全員を一度に選びますが、参議院選挙は3年ごとに議員の半分を選ぶ仕組みです。
投票できる年齢は18歳以上でも、立候補できるのは衆議院が25歳以上、参議院は30歳以上です。
【選挙区選挙の仕組み】
参議院選挙では、定数248のうち148を「選挙区選挙」で、残り100を「比例代表選挙」で選びます。
選挙区選挙は例外はありますが、都道府県が1つの選挙区になっていて、
それぞれ定数に応じた人数を選びます。
ちなみに神奈川県の定数は4名です。(得票数の多い上位4名が当選となります)
【比例代表選挙の仕組み】
衆議院選挙では全国を11ブロックに分けて政党がブロックごとの候補者名簿を作るのに対し、
参議院選挙では全国が1つのブロックになっています。当選者が決まる仕組みも異なります。
衆議院選挙では政党名を書いて投票しますが、参議院選挙は政党名、候補者名のどちらかを書きます。
衆議院選挙では政党が候補者の当選順位を決めておいて各政党の獲得議席の数に応じて
上位順に当選者が決まります。それに衆議院選挙では小選挙区選挙と小選挙区が属するブロックの
比例代表選挙に重複立候補できるのも特徴です。
参議院選挙は原則として候補者個人の得票が多い順に当選が決まりますから、
タレントや有名人など全国的に知名度が高い人が立候補する傾向があります。
投票できる年齢は18歳以上です。自分の未来を託す人に投票しましょう!