城南コベッツ勝田教室

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勝田教室のメッセージ

【2024年度 茨城県中高一貫校入試】適性検査の総括

2024.04.11

 今年度は水戸一高附属中・土浦一高附属中の倍率が下がりました。それに対し、日立一高附属中の倍率が上がったというのが見かけの変化です。倍率が下がったとはいえ、水戸一高附属中や土浦一高附属中は上位層の受験者数には変化がないことから入試が易しくなったわけではありません。
 
       今年       前年       増減
勝田中等教育学校        1.42       1.73       -0.31
水戸第一高等学校附属中        3.58       4.91       -1.33
日立第一高等学校附属中        2.79       2.48       +0.31
太田第一高等学校附属中        1.23       1.23        ±0
  昨年度の出題形式の大幅な変更で、多くの受験生が混乱した経緯があり、今年度は5月に出題内容が発表されました。そして、7月には学校毎の調査書・面接の配点が発表されました。

◇今年度の適性検査の出題傾向◇

文章の記述問題が少し増加しました。
 昨年度は減少した文章記述問題が2問から4問へと増えました。適性検査Ⅰでは、昨年度では出題のなかった理科分野の文章の記述問題が出題されました。

知識量も合否のカギとなる!?
 今年の問題では適性検査Ⅰ・Ⅱともに知識の量がカギとなる問題が増えています。昨年度で姿を消した社会分野の知識問題では、明治維新前後の出来事の年代の並び替えや、法隆寺の位置と県の形、基本的人権の尊重についての説明などが出題されています。また、新傾向としていくつかの選択肢に〇✕をつけていくというものが出題されました。


◇2025年度入試に向けて◇
 今年度は難問の出題は少なかったこと、文章記述の自由度もひくかったことより、各校のボーダーラインは高くなったものと推測されます。教科書の内容がベースとなることは変わりませんが、日頃の受験勉強により学校では扱いづらい細かな知識や、難易度の高い算数の問題の出題も予想されます。まずは、算国理社で基礎学力を身に付け、適性検査が測ろうとしている「思考力・発想力・判断力」等と、それを表現する「記述力」を養うトレーニングが必要です。様々な問題を解き知識を蓄え、考える素材を増やし、適度な難問を解き、思考する体力・忍耐力を身に付けましょう。

 今年度の適性検査では、昨年度からいくつかの変化がみられました。問題傾向が変わると言っても全受験生共通です。どんな問題が出ても左右されない基礎学力、ライバルに差をつけられない「思考力・記述力」を身に付けることが、入試で「合格」を勝ち取ることに繋がります。今年度の傾向を分析し、勉強に活かし、来年度の入試での「合格」につなげましょう!!