2023年 神奈川県公立高校入試『特色検査 共通問題』について
2023.06.30
2023年 神奈川県公立高校入試 『特色検査 共通問題』の概要
問1:英語読解(教科横断型、ボリュームが多く時間がかかる構成だが、比較的シンプルな問題)
英文自体は平易な文章です。また、電気自動車とガソリン車に関する背景知識や、昨今の原油高、輸送コストなどの知識があれば解きやすい問題です。日頃から、最近の情勢にも興味を持つことも重要です。
(ア) 割合を求める問題ですが、注釈には訳が出ていましたが、11km per literなどの表現をあらかじめ知っていると、11km/Lにすぐに変換できるため、解きやすかったかもしれません。
(イ) 地理との複合問題ですが、奥羽山脈など地形を知っておく必要がありますが、基礎範囲内です。
(ウ) 簡単な比率の問題ですので、落ち着いて計算していきましょう。
(エ) 適切な文章を補充する問題(適文補充問題)ですが、比較的容易です。
(オ) 正誤問題ですが、本文中に述べられていないことは「正」にしないように注意しましょう。比較的容易な問題です。
問2:国語・数学(文章読解から理数系の設問に続く、例年と比べて、箱ひげ図などの登場で数学色が強まっています)
(ア) 古典ですが、「船頭酔う」「二重写し」などを古文に置き換えられれば解ける問題です。
(イ)文章の内容と、与えられた地図の内容を理解できれば正解を導ける問題です。
(ウ)四分位範囲を本質的に理解していれば、簡単に解ける問題だったでしょう。
(エ)文章を読んで映像化できる生徒には、比較的難しくなかったと思われます。
(オ)冷静に答えを導き出せば正解にたどり着けます。問1と同様に、日頃から環境問題に関心を持っていることが重要です。