城南コベッツ川崎鋼管通教室

こんにちは、
川崎区区役所田島支所目の前 先生１人に２人までの 川崎区の個別指導塾 城南コベッツ 川崎鋼管通教室 です。


ここ数年で、中学入学時での英語の学力に関して、生徒さんの実力の幅がかなり大きくなってきていると感じています。
そこで、神奈川県の英語教育の状況を調べてみました。また、近隣の県とも比較してみました。

参考資料：英語教育実施状況調査（令和３年度）


■ 小学校と連携している中学校の割合
　神奈川県 47.4%

なお、近隣の東京都は、66.7%、千葉県は、89.4%、埼玉県は、77.5%となっています。
調査結果から、神奈川県は、小・中で連携している学校が半数に満たないです。
小学校までにどこまで習得しておくのかは、近隣の中学校と示し合わせておかないと中学校の負担はかなり大きいのではないかと思います。


■ 英語担当教師の英語力（CEFR B2レベル（英検準１級）以上を取得している教師の割合）
　神奈川県 小学校：39.4%
　神奈川県 中学校：72.8%

ともに、若干ですが全国平均以下です。神奈川県は、英検準１級以上の取得に力を入れていないということでしょうか。

一方で、
■ 中学生・高校生の英語力の全国平均は、年々伸びています。神奈川県では、
　神奈川県 中学校：40.2%（CEFR A1†レベル相当以上の英語力を有する生徒の割合）
　神奈川県 高学校：51.7%（CEFR A2‡レベル相当以上の英語力を有する生徒の割合）

†CEFR A1レベル（英検３級）
‡CEFR A2レベル（英検準２級）

　中学校では、全国平均47.0%を大きく下回り、東京、千葉、埼玉にも大きく水をあけられていますが、高校では、全国平均46.1%を上回り、東京、千葉、埼玉も上回っています。 これは、大学入試における英検利用がモチベーションになっている一方で、神奈川県の場合、他県と違い集団塾が強い傾向にあり、公立中学校だけでなく、各塾においても、中学生の英検取得を推進していないのが原因ではないかと考えています。
　上位の私立高校の推薦の多くが英検準２級以上から内申点への加点対象となっているため、英検対策を負担に感じる塾が英検取得を推進していないのではないかと思います。
※ 当教室では、大学入試を見据えて、英検３級からの取得、中学で英検準２級の取得を推進しています。


そのほか雑感：

小学校教師のうち中・高等学校英語免許状を所有している割合7.5％（23,080人／ 306,064人）

　小学校の英語教育は、学級担任が行っている状況です。これは無理がありますよね。最初の英語教育で間違えると後々までひびくので早く是正していただきたいです。 また、小学生のときに英会話教室で習った生徒が、中学になって、英語で挫折しているケースを多く見ます。その多くの生徒は、英語をお遊戯の一環と捉えており、英単語やセンテンスを覚えるなど厳しい反復練習を避けてしまうことが原因です。一部？の英会話教室では、楽しく英語に触れましょうがコンセプトで、お子様の満足度を上げているのだと思うのですが、小学生をお持ちの保護者の方はよく考えて英語を習わせてください。なお、当教室では、英検５級と４級取得は、モチベーション以外に意味はないと考えています。



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