川崎鋼管通教室のメッセージ
素数ゼミ(自然は数学という言葉で書かれている)|個別指導塾 城南コベッツ川崎鋼管通教室
2021.08.11
こんにちは、
川崎区区役所田島支所目の前 先生1人に2人までの 川崎区の個別指導塾 城南コベッツ 川崎鋼管通教室 です。
「素数ゼミ」とよばれるセミをご存知ですか。
周期的に発生するセミを、一般的に「周期ゼミ」とよび、今年(2021年) 北米で、大量発生したセミを「ブルードX」です。
「ブルードX」は、幼虫のまま17年間、土の中で過ごした後、地上に出て一斉に羽化する「周期ゼミ」の一種ですが、そのほか、13年ごとに大量発生する「周期ゼミ」がいて、別名「素数ゼミ」ともよばれています。
なぜ、13年と17年の周期なのでしょうか。13と17は素数ですね。では、偶然、素数なのでしょうか。いろいろな説がありますが、その中から2つほど紹介します。
説1.交雑を避けるため
毎年、好き勝手に地上に出て成虫になるよりも、同じ年にいっせいに成虫になったほうが、オスとメスとの出合いがおおくなります(子孫が残しやすくなります)。そこで、周期ごとに大発生する方が有利です。ではなぜ、素数?
仮に、10年ゼミと15年ゼミがいたとして、10年ゼミと15年ゼミが交雑したら、生まれた子の周期は、親と同じ10年か15年ではなく、12年や14年などになる可能性もあります。このように周期がバラバラだと結局、オスとメスが出会う可能性が減ります。
ところで、10年ゼミと15年ゼミの出会いは、10と15の最小公倍数で、「30年に1度」発生します。
では、13年ゼミと17年ゼミが出会うのは、「221年に1度」しか発生しません。素数すごいですね。
説2. 捕食者を避けるため
鳥などの捕食者も周期的に、個体数が増減します。
3年周期で増加する捕食者A:3の倍数
5年周期で増加する捕食者B:5の倍数
13年ゼミ : 13, 26 ,39(3の倍数), 52, 65(5の倍数)
39は、3と13の最小公倍数です。65は、5と13の最小公倍数です。
13年ゼミは、捕食者A,Bとは、それぞれ、39年と、65年に出会います。
ここで、15年ゼミにもう一度登場してもらいます。
3年周期で増加する捕食者A:3の倍数
5年周期で増加する捕食者B:5の倍数
15年ゼミ :15(3の倍数), 30(3と5の倍数) いっぱい食べられる
いっぱい食べられて、絶滅しそうですね。
素数・最小公倍数に興味を持っていただけたでしょうか。
素数ゼミに、ご興味を持たれた方は以下の本をご紹介します。
素数ゼミの謎 吉村仁著(対象:中学生~)
なお、2021年度の中学校教科書改訂により「素因数分解」は、中学1年生の最初に教わることになりました。
最後に、
「自然(という書物)は数学という言葉で書かれている」
"The book of Nature is written in the language of mathematics."
は、ガリレイ (Galileo Galilei) の言葉です。
【城南コベッツ川崎鋼管通教室にて無料のご相談、実施中】
受験に向けて不安を感じている、点数が伸び悩んでいて困っている、何から手をつければいいかわからない。
そんな中学生、高校生たちに
先生1人に対して生徒2人までの個別指導塾の城南コベッツ川崎鋼管通教室までお問い合わせください。
近隣地域: 小田栄 田島 鋼管通 浜町 大島 渡田 桜本 藤崎 小田
【遠方の方は1対1 オンライン個別指導も受付中】
▼ お問い合わせはこちらから ▼
【お申込方法:城南コベッツ川崎鋼管通教室】
<1>お電話でのお申込み : 044-280-6947
<2>Webからお申込み : こちらから