城南コベッツ緑園都市教室

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2023.02.17

こんにちは。城南コベッツ緑園都市教室の佐藤です。
「先生、もっとほめてよ!」と言ってくる生徒がいます。
一方で、ほめてもあまり喜ばない生徒もいます。

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「ほめて伸ばす」という学習指導は、はたして正しいやり方なのだろうか?
そんなことを考えているときに、図書館で「ほめるな」というタイトルの本を見つけました。

著者は心理学者で北海道教育大学名誉教授の伊藤進氏です。
この本の中で著者は「ほめる教育」に対して「子どもの自立を支援するという教育本来の根本目的に反する」としてその方法をとることを否定しています。

ほめられることで子どもは嬉しくなり、精神的な報酬を得ることができるので、ほめてもらうために行動するようになる。
この場合のほめる行為は「子どもを大人にとって都合の良いようにコントロールする」といった目的で行われている。
これは動物に報酬を与えて芸を仕込む方法と同じであるというのです。

なので 「子どもをほめたくなって自然にほめる」のはよいが
「子どもをコントロールする目的でほめる」のはダメというのが筆者の主張です。

以下、私の感想です。

たしかに「もっと勉強させる」といった目的で生徒をほめる場合のほうが多いのが正直なところです。
「もっとほめて!」と言ってくる生徒は勉強することに対しての「精神的報酬」を求めているからであり、
ほめても喜ばない生徒はこちらの意図を見抜いているからなのでしょう。

一方で「ほめたくなって自然にほめる」という機会はどうしても少なくなります。
なぜなら、どの生徒も目に見える学習成果が表れるにはそれなりの時間がかかるし、そう簡単にはできるようにならないからです。

そうかといって、生徒には授業中に何かしら励みになるような声掛けを常にやっていかないと、苦手な勉強を続けるモチベーションを維持できないのも事実です。

そこで、「ほめる」という行為を「認める」という行為に置き換えてみてはどうかと思いました。

「よし、それでいいよ」「うん、その通りだね」「宿題やってきたね」といった声掛けであれば、事実をそのまま言っているだけなので問題ないはずです。

ただし、「認める」という行為は生徒を注意深く観察していないとできません。
個別指導の講師は生徒が問題を解いている様子をよくみて 、適切なタイミングでの声掛けをするように努めなければなりません。


参考図書:「ほめるな」伊藤 進(講談社現代新書)

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