城南コベッツ都賀駅前教室

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千葉県公立入試における国語の注意点 もっとも点数が取りにくい教科は実は国語?

2022.10.26

城南コベッツ都賀駅前教室です。

今日は千葉県公立入試において【国語】が要注意であることについてお話しします。

先の記事では数学が傾向が変わった、来年は英語の傾向が変わるのではないかという記事を載せました。

しかし、その裏でひそかに傾向が変わりつつある教科があります。

それは【国語】です。

といっても、出題傾向が大きく変わったわけではありません。
むしろ、出題傾向そのものは「聴き取り、漢字、現代文2題(評論、小説)、古文、200字作文」と変わっていません。

ですが、問題の「聞かれ方」が変わりつつあるのです。

少し前、大学入試において「共通テスト」がセンター試験に代わり実施されました。
共通テストでは思考力を問うような出題が増え、英語の読解が増えた、数学の難易度が上がった等概ね形式が少し変わり難化したという話がありました。

参考・和4年度、3年度の共通テスト国語の問題

https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00041558.pdf&n=2022_ow_01_kokugo.pdf
https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00040865.pdf&n=2021_oy_01_kokugo.pdf

これらで見られるような「ノート形式」の穴埋めをさせる形式が、千葉県公立入試でも2021年度より頻出になっています。

(厳密には2020年度前期などにもみられますが、よりはっきり路線が固まったのは21年度以降、恐らくそれ以前は共テ前の試行調査の影響、それ以降は実際の共テで出題されたものの影響)

特に、「ノート内で本文に関連性はあれど全く別の話を取り上げて、その内容に適切なものを書かせるような問題が出て、本文内容を読むだけではなくノートで書かれた別の内容の読解と照らし合わせて答えなければならない問題」は明らかに最近出始めた傾向です。

問題は、「この形式が最近のものなので昔からあるテキストでは対策しきれないこと」と、「公立入試の国語は時間がとにかく足りない」ことです。

実際、国語が苦手で中学2年生から演習してきて、中学3年の今では結構な正答率を出せるようになった生徒さんが、22年度入試の現代文は全く出来ないと話していました。

試験時間50分のうち、10分は聴き取りで消え、残り40分で「漢字、現代文2題、古文1題、200字作文」を解く必要があります。
そこで「古文、作文を10分10分で解いて残り20分で現代文」というのは全くセオリー通りの話の様に思えます。
2022年の問題を実際に自分自身で大問4、5を20分で解いてみました。

結果は...お恥ずかしながらどちらの大問も半分以下の得点という結果でした。

大問4、5共に各22点で計44点ということですから、これだけで20点以上失ったということです。
ですが、生徒さんが大問1つあたり15分で解いてみたら大問1つ16点取れたという話もありました。
すなわち、「時間を掛けられるかどうかで正答率も大幅に変わる可能性が高い」といえます。

特に難しいノート埋め形式の記述問題が、だいたい1問4点という配点で大きいにも関わらず、時間を掛けないとまず正解へ辿り着くことは難しいです。
それを「国語慣れしていない中学生が」「本番1発目のプレッシャー等の中で」、果たして解けるかと言うと、あの形式の問題を無対策で、時間管理も意識していない状況で高得点を取るのはまず不可能だと思います。

15分15分で30分あれば解けるかどうか...ですがそうすると古文と作文(と場合によって漢字)は合わせて10分だけしかないことになります。

よって、「あの形式の問題の耐性を付けさせる必要がある」「国語の時間配分を徹底して身に付けさせる」ことをしないと、もはや「国語は後回しでもなんとかなる」どころか「最低限取っておきたい教科なのに取れない」ことになり得ますし、それは大いに有り得ることです。

https://www.school-data.com/exam_archives/exam_result/2022/pdf_data/chiba_kokugo.pdf
(2022公立入試国語の模範解答と配点表
こちらを見ていただければ、記号問題は配点が2点、記述が4点のものがほとんどということが分かると思います)


まずは2022年度国語の大問4、5(現代文)を20、30分で実際に解いてみてください。

恐らく「20分で現代文2題を解ききる」ことは既に現実的ではないと考えます。


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