城南コベッツ都賀駅前教室

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都賀駅前教室のメッセージ

共通テスト2023を振り返る 国語編

2023.01.23

城南コベッツ都賀駅前教室です。

先日に引き続き、2023共通テストの国語について確認していきます。

国語-文章量の増大、共テ国語の読解力と理解力は一朝一夕で身に付かず?-

現代文は昨年に引き続き文章が1つだけでなく、2つありその両方を読み解く必要があったり、文章のまとめや視点に触れた対話文がほぼ1問につき1つ問題文が与えられていることがほとんどでした。

以前までならば、文章量としても大問毎に見て
大問1:本文
大問2:本文
大問3:本文
だったものが、今回は
大問1:「本文1」「本文2」「設問の対話文」
大問2:「本文」「資料又はノート」「設問文」
大問3:「本文」「資料又はノート」「設問の対話文」
と、本文に比べれば文章量自体は多くないとはいえ目を通さなければいけない文章が元々なかったにも関わらず増えていることが分かると思います。

それで解答時間は80分そのままですから、あまり余裕をもって解くということはしにくくなったことでしょう。
もちろん、各大問今まで通りの本文中に傍線部のある設問を問う形式は小問1~5くらいまでは見られますので、今まで通りの感覚でも解ける部分も存在しています。
そのため、これまでの形式も残しつつ、後半で新傾向の出題と半々くらいになるように調整が為されていると思います。

本文の内容に沿ったもの(沿っていないもの)を「2つ」選ぶ、といった形式はめっきり見なくなりました。
あれは6つほどの選択肢の中から正解が2つあり、同じような要点(文の表現や登場人物の感情など)が3:3くらいの比率で並んでいるので、実質「1~3の中に正解1つ、4~6の中に正解一つ」というようなパターンが多く、両方正解とはいかなくとも1問は合っていたが多く、誰でも最低限は取りやすい問題でした。

古文は和歌に関する問題、内容も出ていました。
古文を掘り下げていくとぶつかってくる「和歌」または「時代背景、当時の常識」の知識面が問われる良い問題だと思いますが、慣れない生徒さんにはなかなか辛い形式です。(特に理系の生徒さん)

全体的に、「これまで通りの対策をしながら、新傾向の部分の対策も入れていく」ことが重要だと思います。
特に、新傾向の部分はこれまでの形式より思考力が問われる難易度の高い形式であることがほとんどのため、
「これまでの形式対策で土台を固める」
 ↓
「新傾向の対策を詰めていく」

土台が固まっていない状態で新傾向の対策をやっても難易度が高いので、なかなか身に付かないと思います。

試験対策は、最近の問題をやってから遡っていくことが多いと思いますが、
時間を掛けて取り組むならば、昔のセンター試験時代の問題から段々と新しいものへ移って解いていくのが良いと思います。
最近の問題はなかなか一目見てすぐ解ける形式のものは少なく、むしろ取っつきやすさで言えば昔のものから少しずつ積み上げていった方が力は付けやすいと思います。