城南コベッツ都賀駅前教室

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都賀駅前教室のお知らせ

いよいよ本日より千葉県公立高校入試2023!過去平均点から見る予想

2023.02.21

城南コベッツ都賀駅前教室です。

いよいよ本日より千葉県公立入試2023が開始されました。
早速今日終わって教室に来てくれた受験生の生徒さんも居ます。

昨年度までの平均点を見ながら、1日目の教科国語、数学、英語の問題傾向を見ていこうと思います。

こちらは昨年度(2022年度)までの平均点と、今年の出題側想定平均点です。

国語 社会 数学 理科 英語 5教科合計
2023(出題側想定) 50~55 50~55 50~55 50~55 54 254~274
2022平均点 47.7 56.3 51.5 52.7 58.7 266.7
2021 52.8 57.7 59.3 54.6 61.7 286.2
2020前期 46.0 60.7 51.4 48.8 54.6 261.6

こちらを見ても、国語は昨年度よりやや易化、数学は横ばい、英語はやや難化傾向と考えて良いでしょう。

国語は本文から字数指定の抜き出しが多い分、昨年までの「難しくて分からない」問題よりも、「これだ!と思って選んだのに答えは違った」というパターンが多かったと思います。
(「上空を吹く」風と「地上にも降りてきている」の部分など)
それでも大問4の(4)の、システム1とシステム2についてまとめた表に当て嵌まるものを答える問題で、1と4、2と5、3と6にそれぞれアとイ、ウとエ、オとカが対応していることはすぐ分かるので、答えやすい(しかし完答で得点のため間違えられない)問題もありました。
去年の現代文より答えやすい問題、内容だったため、多少平均点は上がると思います。

数学は、基本の計算から統計、確率までほぼ昨年度と同じ傾向でした。
やはり昨年度の傾向変化は、これからはこの形で行くという方向転換で、今後もこの形式が続くでしょう。

ただし、細かい変化ですが大問1の(6)に二次関数の小問が出てきました。
これまで大問1(2021年度以前は大問1,2)に関数の問題は出てこず、「関数が出来なくても大問1(2)は解ける」というのが相場でしたが、今回大問1にも関数が出てくるようになりました。
ただし難易度はそれほど高くは無いので、大問2などの関数で難しい問題は解けないという生徒さんも、今回の(6)くらいの問題までは出来るよう関数を押さえておきたいです。

また、大問2も二次関数ではなく1次関数の問題でした。
1次関数の問題を出したいが、二次関数も出さないわけにはいかないという判断が、今回の大問1に二次関数の問題という形式に変わったのでしょうか。
ただ、これまでの関数の問題よりも答えやすい問題でした。
2021年度くらいまでは、「関数は苦手だから関数は捨てて大問1などの計算をかっちり固める!」作戦が取れたのが、今度は序盤にも難易度が抑えられたとはいえ関数が出てくるため関数も押さえておいた方が良いという時代がやってくるかもしれません。
案外、しっかり勉強していた生徒さんからすれば今年は関数が狙い目という問題だったかもしれません。

大問3は図形と証明、今年は相似証明でした。
こちらはほぼ例年通りと言っていいでしょう。
関数の傾向が動きましたが、こちらはほぼ同様の傾向が見込まれると思います。

そして大問4、昨年度は一次関数の利用と傾向が変わりましたが、今年度はじゃんけんを利用したゲームに関する、データの活用確率、文字式の利用を応用した問題です。
また昨年度とは傾向の違った問題が出題されました。
そもそも問題文から正確に情報を読み取って、何を求めれば良いのかを判断する必要があるので、咄嗟に問題を解くことはできません。
一度、問題には全て軽くでも良いので目は通してしまった方が良いでしょう。
最後に、知らない傾向の問題が出て焦ってしまうより、また傾向が違う問題だ、と把握しておいてから臨むほうが心に余裕が出来ます。
今回の大問4も、初めの方の問題はそのまま頭で考えてしまっても答えられる問題です。
ただ、文字で表す問題は文字式の書き方に慣れていないと難しいでしょう。
しかし、これは4点問題ですから、来年以降受験する生徒さんは文字式の書き方には今から慣れておいた方が良いかもしれません。

英語は、4コマの絵を見て答える英作文に少し変化がありました。
これまでは4コマの絵を見て英作文を答える問題で、英作文は1つ、文字数は25語程度でしたが、今回は2コマ目と4コマ目でそれぞれ10語程度の英作文を2つ書くという形式に変わりました。(点数はこれまで8点が4点4点の計8点で配点自体は変わりません)
長文問題は、これまでより資料から読み取らなければいけない情報量が増えたように思います。
これまでは、本文内容を上から訳していくだけでも解ける問題が多かったですが、今回は出てきた情報を読み取った上で整理して答えなければいけない要素が多くなり、英語+読解力といった両方の力がより求められるようになったと思います。

1日目の総評として、
国語:ここ数年の傾向として現代文の「情報整理」はより重要度を増している。
また国語は時間が非常に短いので、時間管理と短い時間で正確に読解、整理できる練習が必要。古文や作文を手早く終わらせられるかどうかがカギ。

数学:傾向はほぼ昨年と同様、来年度以降も恐らくこのまま。
強いて言えば、関数が大問1などに降りてきたので、関数を完全に捨てという択はほぼ取れなくなった。
統計や確率などはしつこく出題されやすいので、要対策。
文字式の利用、文字式の表し方についても要練習。

英語:引き続き長文の読解力が必要。
また英作文も難しいものでなくて良いので書けるようにしておく方が吉。
文法練習も重要だが、読解力を上げるための練習、語彙力も大切。


残るは2日目(理科・社会)です。
今日の手ごたえが良くなく落ち込む生徒さんもいるかもしれませんが、今日どれだけ落ち込んでも結果は良くも悪くもなりません。
それよりも、明日に備えて出来る限りの準備をしていきましょう。