城南コベッツ笹原駅前教室

Tel:0120-92-7141

  • 〒811-1302 福岡県福岡市南区井尻3丁目17-22 MFビル 2階
  • JR鹿児島本線/笹原駅 徒歩1分

受付時間:14:00~20:00/日祝休

  • 1対1個別指導
  • 1対2個別指導
  • みんなの速読
  • 総合型・学校推薦型選抜対策
  • ジュニア個別指導
  • プログラミング
  • 英語検定試験対策
  • 定期テスト対策
  • 大学入試一般選抜対策
  • 高校入試対策
  • 中学受験対策

2022.11.02

こんにちは、教室長の木村です。

中学3年生の社会科の学習も、公民の政治経済の分野に差し掛かってきました。

今日は、「円高」や「円安」といった為替の問題について見ていきたいと思います。

例えば円とドルなど、通貨と通貨の交換比率のことを為替相場といいます。

仮に「1ドル=150円」を基準に考えた場合、「1ドル=100円」になれば「円高」に、「1ドル=200円」になれば「円安」になったことになります。

では、為替が「円高」や「円安」に振れることで、どのようなことが有利になったり不利になったりするのでしょうか。

例えば100ドルの商品を輸入する場合、1ドル=100円なら10,000円、1ドル=150円なら15,000円、1ドル=200円なら20,000円の代金を支払う必要があります。

あるいは、2,000ドルの予算で旅行の計画を組んでハワイ旅行に出かけるという場合に、1ドル=100円なら200,000円、1ドル=150円なら300,000円、1ドル=200円なら400,000円の費用がかかることになります。

つまり、商品を輸入する場合や、海外旅行に出かける場合などには、「円高」の方が有利で、「円安」になると不利にはたらくことになります。

逆に、企業が300万円の製品を海外に輸出する場合には、1ドル=100円なら30,000ドル、1ドル=150円なら20,000ドル、1ドル=200円なら15,000ドルの輸出価格になりますので、「円安」に振れた方が競争上有利にはたらくことになります。

そして、日本人がアメリカに行って時給15ドルで働く場合には、1ドル=100円なら時給1,500円、1ドル=150円なら時給2,250円、1ドル=200円なら時給3,000円になりますので、日本円に換算して考えると「円安」に振れた方がアメリカで働いてたくさん稼げることになります。

単純に言えば、「円高」の時には日本国内で稼いで海外でお金を使うのが有利になり、「円安」の時には海外で稼いで日本国内でお金を使うのが有利ということになります。

今の為替相場は1ドル=140円台~150円台といった水準で推移していますが、10年後や20年後には、果たしてどのくらいの水準になっているでしょうか。

もし、今以上に「円安」の方向に振れるなら、日本国内で働かずに海外に出て働く方が有利だということになるかもしれません。

中高生のみなさんは、状況に応じて将来の選択肢を広げることができるように、海外で仕事ができるくらいの英語力を身につけることを目指して、しっかり英語の勉強を頑張ってみませんか。