城南コベッツ笹原駅前教室

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2023.12.01

こんにちは、教室長の木村です。

メッケル憩室がんで療養中だったシンガーソングライターのKANさんが、11月12日に61歳で逝去されました。

哀悼の意を表すとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

KANさんは、地元の福岡市立友泉中学校から福岡県立城南高校を卒業後、法政大学に進学し、東京でシンガーソングライターとして活躍されました。

KANさんの代表曲「愛は勝つ」は、1990年7月に発売されたアルバム『野球選手が夢だった』の収録曲で、シングルカットされて1990年9月にリリースし、1990年12月から1991年2月にかけて8週連続でオリコン1位を獲得、CDは累計で200万枚以上を売り上げました。

「愛は勝つ」は1991年に第33回日本レコード大賞を受賞し、KANさんはその年のNHK紅白歌合戦に初出場しました。

2011年に東日本大震災が起きた年に、KANさんは「がんばろうニッポン愛は勝つシンガーズ」の一員として「愛は勝つ」の曲を新しい動画で世に送り、2020年のコロナ禍に見舞われた年にも、KANさんは「アップフロントグループ」の一員として「愛は勝つ」の曲を新しい動画で世に送り出しましたので、今の中高生の人たちも、多くの人が「愛は勝つ」の曲を耳にしたことがあるのではないかと思います。

KANさんは法政大学の後輩にあたる秦基博さんと2年前に共作して「カサナルキセキ」というコラボレーション曲を発表されていて、そうした縁もあり、KANさんが亡くなる2週間ほど前に、秦基博さんがKANさんのお見舞いで病室を訪ねたのだそうです。

病気療養の話から、音楽の話になり、その時にKANさんが秦基博さんに語った言葉は、とても深い、奥行きのある言葉でした。

「できることがあるなら、全部やった方がいいよ。音楽家なんだから、全部やった方が、楽しいよ。」

これは、「ストリングスアレンジ」といって、楽曲をバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスなどの弦楽器(ストリングス)パートに合うように編曲(アレンジ)することについて話題になった時にKANさんから出た言葉なのだそうです。

そして、秦基博さんが病室を出る時にKANさんが最後に語った言葉なのだそうです。

私には音楽の作曲や編曲のことは全く分かりませんので、内容の詳しいことに関しては何も言うことができませんが、KANさんが後輩を励ます意味で語った「できることがあるなら、全部やった方がいいよ。全部やった方が、楽しいよ。」という言葉は、とても素敵な言葉だと感じました。

この言葉をみなさんに紹介したいと思い、今日はKANさんの話を取り上げました。