笹原駅前教室のメッセージ
核兵器禁止条約が発効された世界で(城南コベッツ笹原駅前教室:福岡市南区井尻)
2021.02.01
こんにちは、教室長の木村です。
1945年(昭和20年)8月6日に広島に原爆が投下され、1945年(昭和20年)8月9日に長崎に原爆が投下されてから、75年以上の歳月が流れました。
2017年(平成29年)7月7日に国連総会で採択された核兵器禁止条約ですが、2020年(令和2年)10月24日にホンジュラスが批准して批准国が50か国に到達し、2021年(令和3年)1月22日に発効されて、世界的な法規範として正当な効力を持つこととなりました。
核兵器を保有するアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の5大国や、NATOに加盟する多くのヨーロッパ諸国は参加しておらず、日本も現時点では核兵器禁止条約には参加していません。
核兵器禁止条約は非締結国に対する法的拘束力を持つものではありませんが、世界の国のおよそ4分の1の国々が核兵器を包括的に法的禁止とすることを受け入れているという事実は、大きな意味を持つことなのではないかと思います。
ちなみに、核兵器禁止条約の推進に尽力した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)は、2017年(平成29年)に、このことでノーベル平和賞を受賞しています。
これから世界がより平和になる方向へ進んでいくことを願って已みません。