城南コベッツ反町教室

こんにちは。城南コベッツ反町教室・東前です。

落語家の桂文珍さんの昔のネタに「最近の人はみんな電車の中で位牌を拝んでいますね」というものがありました。電車の中で、みんなが携帯電話をみているものを揶揄したものです。何年前に聞いたネタだったかは覚えていませんが、携帯がスマホに変わっても、この状況は今も同じですね。

スマホだったり携帯電話だったりは、家や会社の電話と違い、無線でつながっています。空気中を電波が飛んでいるわけですね。よく考えたら、すごいとおもいません？有線の電話は実際に線があるので、たとえ中が見えないとしても、その線の中を情報が通っていくのはなんとなくわかります。糸電話の高級バージョンと思えばいいわけですから。

でも、無線です。電波って目に見ません。ラジオやテレビも電波ですが、これは一方的に送っているものをテレビやラジオが受け取っているだけです。スマホは双方向です。しかも、スマホを持っている人は動いたりします。こっちが送った情報をちゃんと受け取ってくれて、こっちがお願いした情報をちゃんと届けてくれて、しかも、動いていてもちゃんと追っかけてくれるわけです。

原理的なものを考えられたら、新たな通信システムを作れるかもしれません。

ところで、世界で初めて無線通信に成功したのが、１８８５年の今日４月２３日です。イタリアの発明家のグリエルモ・マルコーニが自宅の窓から２．４キロ離れたところとモールス信号のやり取りに成功したそうです。これが今のスマホの始まりですね。

このことから今日は「国際マルコーニ・デー」となっています。

マルコーニはその後、大西洋を横断する無線通信にも成功し、１９０９年にはノーベル物理学賞を受賞しています。そして、今でもいろいろな通信機械でマルコーニの業績が使われているそうです。

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