城南コベッツ反町教室

こんにちは。城南コベッツ反町教室・東前です。

昨年の４月に入学した大学生のうち、総合型選抜と学校推薦型選抜（あわせて「年内入試」とも言います）での入学者が全体の半数を超えました。年内入試での入学割合は年々増えていますが、半数を超えたのは昨年の４月が初めてになります。

数値を紹介すると、２０２３年度では、総合型選抜は全体の１４．８％を占めています。また、学校推薦型選抜は３５．９％を占めており、合わせて５０．７％となってます。２０２２年度からは１．０％増加しています。

２０００年度は推薦入試とＡＯ入試を合わせて３３．１％だったので、２３年間で１７．６％の増加ですね。平均すると毎年０．８％ずつ増加していることになります。

総合型選抜は以前は「ＡＯ入試」と言われていたものですね。２０２０年度から学力評価が必須となり、名称も総合型選抜に変わりました。

総合型選抜は私立大学で年々拡大しています。実際、私立大学の中には年内入試で定員の７～８割を確保する大学もあります。最近では国立大学での割合が増えてきています。２０２３年度の入試では国立大学の７８．０％が総合型選抜を実施しています。２０２４年度でも、関東では横浜国立大学や東京工業大学、筑波大学など、１０校以上で実施をされています。東京大学はまだ実施していませんが、私の母校の京都大学では実施されています。東北大学では将来的に入試を全て総合型選抜にする予定です。

入試の多様化は、いろいろな人にチャンスが生まれる一方で、受験生の能力が公平に判断されない可能性も指摘されています。どういう方法であっても、公平さは担保してほしいですね。

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