城南コベッツ反町教室

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反町教室のメッセージ

悲しき進化

2022.01.27

こんにちは。城南コベッツ反町教室・東前です。

日曜日の新聞に「牙のないゾウ、悲しき進化」という記事が載っていました。

人間もそうですが、動物も進化します。しかし、自然に起きる進化は急にはおきません。通常は非常に長い年月をかけて進化していきます。しかし、アフリカのゾウでは、急速に進化が起きています。

どのような進化かというと、アフリカで牙のないメスのゾウが増えています。牙のないメスのゾウの割合は、以前は18.5%だったのが、最近では50.9%になっています。

こんなに急に数字が変わることは自然界ではほぼありません。では、何が進化の原因かというと、人間なんです。

牙のあるゾウは密猟の対象になります。象牙が高い値段で売買されるからです。

1970年代から1980年代にかけて、アフリカゾウは密猟により推定個体数が半分以下になりました。1990年にワシントン条約で象牙の国際取引は原則として禁止になりましたが、現在でも毎年2万頭が密猟の犠牲になっています。

密猟の目的は象牙なので、牙のないメスのゾウは生き延びることができます。そして、その遺伝子を持った子供も密猟の対象にはなりません。結果的に、牙のないメスの割合が増えていくことになります。

これが、人間による動物の進化なんです。悲しい進化ですね。

オスに関しては、遺伝子の設計図上、牙のないものはほとんどいません。なので、このような進化は起きていません。

このような動物はゾウだけではありません。

奄美大島にいるアマミハナサキガエルは脚が長くなりました。ハブの駆除のために人間がマングースを島に放したのですが、そのマングースに食べられないように逃げるために、脚が長くなりました。記事には他にも例が載っていました。

絶滅危惧種は2021年現在で全世界に37000種以上います。日本にもおよそ480種います。絶滅しないための進化は大切だと思いますが、悲しい進化は少ない方がいいですね。

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